野の色のうるみ出しけり七日粥 中村正幸
句意は明解
うるみだす の措辞が秀逸
椀のなかでの七種が目にやさしい
(小林たけし)
【七種粥】 ななくさがゆ
◇「七日粥」 ◇「若菜粥」
一月七日に、七種類の野草を摘んで粥に入れて食し、一年の無病息災を願う古来より伝わる行事。
例句 作者
天暗く七種粥の煮ゆるなり 前田晋羅
むさし野に摘みし若菜の粥なれば 下村梅子
七草に更に嫁菜を加へけり 高浜虚子
七草の粥のあをみやいさぎよき 松瀬青々
吹くたびに緑まさりて七日粥 小沢初江
小障子に峠の日あり七日粥 木村蕪城
天暗く七種粥の煮ゆるなり 前田晋羅
むさし野に摘みし若菜の粥なれば 下村梅子
七草に更に嫁菜を加へけり 高浜虚子
七草の粥のあをみやいさぎよき 松瀬青々
吹くたびに緑まさりて七日粥 小沢初江
小障子に峠の日あり七日粥 木村蕪城
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