閑かさや岩にしみ入る蝉の声
季語:蝉ー夏 出典:おくのほそ道 年代:元禄2年(1689年:45才位)
岩にしみ通るような蝉の声が聞こえて、
あたりのしずかさはいよいよ深まっていくことよ、の意。
蝉の種類は、ニイニイ蝉であるとされている。
流伴鑑賞
芭蕉の代表句とされている
蝉が鳴いていて閑さが極まる
この矛盾に次の解釈が明快だ
蝉の声さえも巌に染み入ってしまいそうだ
ここで芭蕉が詠んだ「閑さや」の句は『おくのほそ道』の中で大きな意義をもっています。
西脇順三郎(詩人、1894—1982)ふうに訳すと、
何たる閑かさ
蝉が岩に
しみ入るやうに鳴いてゐる
こんなふうになりますが、
蝉が岩にしみいるように鳴いているのなら「何たる閑かさ」どころか、
「何たるやかましさ」ではないか。
季語:蝉ー夏 出典:おくのほそ道 年代:元禄2年(1689年:45才位)
岩にしみ通るような蝉の声が聞こえて、
あたりのしずかさはいよいよ深まっていくことよ、の意。
蝉の種類は、ニイニイ蝉であるとされている。
流伴鑑賞
芭蕉の代表句とされている
蝉が鳴いていて閑さが極まる
この矛盾に次の解釈が明快だ
蝉の声さえも巌に染み入ってしまいそうだ
ここで芭蕉が詠んだ「閑さや」の句は『おくのほそ道』の中で大きな意義をもっています。
西脇順三郎(詩人、1894—1982)ふうに訳すと、
何たる閑かさ
蝉が岩に
しみ入るやうに鳴いてゐる
こんなふうになりますが、
蝉が岩にしみいるように鳴いているのなら「何たる閑かさ」どころか、
「何たるやかましさ」ではないか。
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