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佐藤可士和のクリエイティブシンキングを読了した。
読み始めて、数日、数時間で読めるほどシンプルな本。
でも、私にとってはなかなか内容のある本だった。
発想法としては珍しいことが書いてあるわけではないけど、私自身がいつも実践したり、本当はやるべきだけど…、なんて思っていることがシンプルに書かれている。
一冊購入して手元において、原点に戻るのに役に立ちそうな本である。
以下にタイトルを引用するが、これをみるだけでも役に立ちそう。
(「BOOK」データベースより)
1 クリエイティブマインドを作る
その前提は正しいか?─疑うことがクリエイティブの出発点
人の話を聞く─相手の本意を引き出す問診力
悩んだら気持ちを書いてみよう─自分の気持ちを整理する
見立ての習慣、身につけよう─比喩することで本質が伝わる
自分の仕事を描いてみる─言葉より伝わるビジュアルの力
記憶の検索エンジン─気になることにタグを付ける
心をつかむプレゼンテーション─説得よりも共感を)
2 試してみようクリエイティブ
リサーチよりもリアリティ─時代のキーワード“リアリティ”
お客様目線とお茶の間目線─似て非なるユーザーと世間/何でもメディアになる─既存メディアの枠を打ち破る
主体性の引き出し方─仕事を“自分事”にさせる
強いチームの作り方─適材適所のプロデュース能力
ストーリーを描けるか?─コンテンツからコンテクストを作る
デザインは付加価値か?─ビジョンを形にする
3 こんなところまでクリエイティブ
働き方をデザインする─環境から組織まで
オンとオフを無理に分けない─仕事と休暇をリンクさせる
ハマれるものを見つける─突き抜けると本質が見えてくる
アナログ感覚を取り戻す─リアリティのセンサーを研ぎ澄ます
いつも、どんな仕事でも本質は同じなのでは?とよく思うけど、クリエイティブディレクターの仕事も、私のようなエンジニアのものづくり/開発の仕事も本質は同じだということを痛感させられた。