温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

ジョブズは30年前から市場調査とかに頼らずユーザーが本当に欲しいもの何か明確にわかっていたんだ。

2012-10-16 20:24:14 | コンピュータ、ハイテク
昨日から、遅ればせながらスティーブジョブズという本を読み出した。
そして、今日この記事を見つけた。
やはりジョブズはただ者ではない。
30年前に、30年後に「どのような世の中になって、皆が何が欲しいか」明確なビジョンがあったんだ。
だから、iMacやiPod、iPhone、iPadなどの完成形のここをはずしてはいけないという点がはっきりわかっていたので、妥協を許さなかったのだろう。
もう、このような人は現れないかもしれない。ビジネス的にも成功したのは奇跡に近いのかもしれない。
当時は私は30歳くらい、メールなんて概念すら知らなかった。インターネットなんて概念も知らなかった。でも、それを予言とかでなく、下のリンクの英語の生の発言を聞くと早口で熱弁で語り、聴衆に質問しながら語るのを聴くと、彼ははっきりとそうなることを確信しているように感じる。

スティーブ・ジョブズ氏が1983年に行った講演の全録音が公開--驚くべき先見性 - CNET Japan
1983年に米コロラド州アスペンで開催された「International Design Conference」において故Steve Jobs氏が行った講演の全録音が公開された。同氏は30年近く前に「iPad」を予見していたのだろうか?

同氏は、人々が自動車に費やす時間よりも、パーソナルコンピュータとやり取りする時間の方が多くなるという日が数年のうちに来るだろうと述べている。

同氏は、テクノロジに対する社会の親密度が、パーソナルコンピュータとの「初デート」に相当する状態だと述べている。

同氏は、パーソナルコンピュータが新たな通信手段になるということを自信ありげに語っている。これもまた、ネットワークが一般的になったり、インターネットが普及する兆しすら見えていない頃の話である。にもかかわらず、同氏は初期の電子メールシステムについて具体的に語り、それがどのようにコミュニケーションを変革していくのかという点に言及している。

同氏は、「驚くほど性能が高く、20分で使い方が学べるコンピュータを、持ち運び可能な1冊の本程度の大きさで実現する」というのがAppleの戦略であると述べている。これはわれわれが今日親しんでいるものとよく似ているのではないだろうか?

同氏は、揺籃期にあるソフトウェア開発業界と、レコード業界を比較している。同氏によると、ほとんどの人たちは、自らの購入したいコンピュータがどういったものであるのかを必ずしも理解しているわけではないのだという。一方、レコード店に足を運ぶ人たちは、どういった音楽が好みなのかをはっきりと自覚している。これはラジオを聴くことで音楽の無料試聴を行っているためだという。

また同氏は、ソフトウェアがデジタルなものであり、電話回線を通じて電子的に転送可能であるため、従来のような実店舗を通じたソフトウェア流通は時代遅れなものになると確信していた。

さらに、音楽業界との比較は、「iTunes Store」を予期させる内容とも取れるかもしれない。講演に耳を傾け、こういった流れの全容をあなた自身で感じ取ってもらいたい。