温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

ビヨンセさん、口パクだった?って~そんなことどうでもいいじゃない~

2013-01-23 19:11:15 | ニュース
Beyonce Performs the National Anthem at the 2013 Inauguration of Barack Obama

なんかこんなことが話題になっているようですね。アメリカでもなのか、日本だけなのかわからないけど。。。。
朝日新聞デジタル:ビヨンセさん、口パクだった? 大統領就任式の国歌斉唱
21日にワシントンで行われたオバマ米大統領の2期目の就任式で、会場に詰めかけた100万人以上を魅了した米国の人気歌手ビヨンセさんの国歌斉唱が、実際には事前に録音されたものだったとの疑惑が浮上し、話題となっている。

その映像は、上に示したとおり。途中でモニターのイヤホン取る姿があるけど、あれは演技なのかな?こういう大事な儀式(演奏とか公演とかでない)では、事前に録音して置くのは必須でしょう。必要に応じてそれを使うのも当然でしょう。私にはなぜ批判が出るのかわからない。そういえば、北京オリンピックの子供の歌もなんだかんだと有りましたね。

「中国人エリートは日本人をこう見る」読了

2013-01-23 18:37:53 | 

数日前に「中国人エリートは日本人をこう見る」中島 恵著を読了した。
この本は日経ビジネスかなんかでよく出てくる作者で、その視点が今中国にいる私が感じるのと同じことが多いので興味を持ったのだ。中国に関して、日本で聞く情報は違和感を持つものが多い。
Amazon.co.jp: 中国人エリートは日本人をこう見る (日経プレミアシリーズ): 中島 恵: 本
異なるバックグラウンドを持つ多数なサンプルに基づき、個人差による腑に落ちなさを感じさせない構成に加え、日本国内に留まらず、中国現地の人による話まで網羅することで、メディアにはなかなか取りあげられない中国人における「日本観」が本書によって浮き彫りになったと私は考えます。

本書で取り上げているのは、中国の中でもエリートと呼ばれる大卒の人々である。著者はふだん、私たちが
身近に住んでいる中国人にはなかなか聞けないような話を真正面から突っ込んで聞き出してくれており、「なるほど、
実際は、そう思っていたのか」と参考になる。リアルで貴重な話ばかりだ。

本書を日本礼賛の本だと捉え、「信じられない、信じたくない」と耳をふさぐ日本人がいることは、残念である。
著者は、中国を悪ととらえる日本の極端なマスコミと、それによってゆがめられた日本人の中国観を
おだやかに覆し、正したかったのではないだろうか。

下にあるようにこの対極にある本も読んでみたい。
本書を読んで真っ先に思い浮かべたのは、半年ほど前に読んだ「豹変した中国人がアメリカをボロボロにした」(河添恵子著、産経新聞出版)という本との違いだ。その本では著者が中国人に対する憎悪と偏見をむき出しに誹謗中傷の限りを尽くし、読後に非常な不快感が残った。年齢的にも近く(河添氏が4歳だけ上)北京への留学経験という共通の一面がある二人の著作がこれほど極端に異なるのは一体どういうわけだろうか。

感想は、結構期待していたのだけど、私には現地で体験していることと同じなので「そうね」と言う感じであんまり驚きとか感動がなかった。
しかし、メディアが伝える中国の情報で飽き足らない、または判断を間違えたくない人は一読されたら良いと思う。私のように中国生活を実際体験するのは難しくても、かなり正確に一般のエリートと言われる(茶謝も書いているけど、一般の意味のエリートよりちょっと幅広い)大卒中国人の実態が少し垣間見れます。
例えば、大学新卒の平均月収は約3,000元(今のレートでは42,000円)、工場労働者の最低賃金は1,100元(15,400円)だけど手当てを含めると2~3,000元で大卒と変わらないという現実。2011年春のジャスミン革命不発の分析。
また、下の部分など、私は結構しっかりし体験だと思う。いたってまともだとおもうけど。
インタビューした若者の発言「日本は新聞によって、やや親中、やや反中といった色合いの違いがあることを感じますね。日本や欧米の記事を読んでいると、まるで中国人がいつも不満たらたらで、デモしたいマグマを常に抱えているように見えます。でもそう思われるのは仕方ないことかもしれない。読者がそういう国であることを望んでいるからこそ、メディアは読者が求める内容(中国のマイナス報道)を提供する傾向があるのでしょう。なぜなら、市場経済化のメディアは『需要があれば供給する』というシステムなのですから」P-183