なつかしもん(移ってきました)

70年代から昨日まで人によっては懐かしいと思えるものを置いていきます。
since 2004

シャレード

2009-08-16 01:02:00 | ⇔同じ映画なのに比較
1963年映画「シャレード

監督=スタンリー・ドーネン、主演=ケーリー・グラント、オードリー・ヘプバーン
ウォルター・マッソー、ジェームス・コバーン、ジョージ・ケネディ、ネッド・グラス


サスペンス映画の傑作でヒッチコック作品よりコミカル増量、洒落た映画です。
ヘンリー・マンシーニの音楽はロマンチックだし、ヘプバーンの衣装はジバンシーで登場するたびに変わるファッションショーのよう。
繰り返し何度も観たかなり好きな作品です。

こんなに古い作品でもスクリーンサイズの問題がありました。

言いたい事はこのカテゴリーで何度も書いているので今回は書きませんが…。

スタンダードサイズ(昔のTV放送を録画したもの)×ビスタサイズ(DVD(最近のTV放送もこのサイズ))
サイズも違いますが明るさ色合いもずいぶん違います。

見えたほうが良い映像情報がバッサリ切られていますね。
比べると“なんて窮屈な画面”にしてるんだと思いますね。




スクリーンサイズは問題だ

2009-06-30 16:26:00 | ⇔同じ映画なのに比較
このカテゴリの一番最初に取り上げた映画「銀河鉄道999」(2004.12.21 blog)
なのですが今度ブルーレイ版が発売するというので
嬉しく思ったのですが、喜びも束の間のがっかりの仕様でした。

DVD化の時にがっかりさせてくれたので、今度のブルーレイでは何とかしてくれるだろうと期待していたのに変わっていませんでした。

何がって? サイズですよスクリーンサイズ!

かつてLD全盛時にバンダイ EMOTION ノートリミングシアターで発売された
銀河鉄道999ギャラクシーボックス」劇場版2作完全収録、特報・予告入り
映像は35mmマスターネガからダイレクトにデジタル変換
音声もマスター6mmオープンリール・磁気テープからデジタル変換
というこの時のLDで出来るだけのことをした豪華版でした。

そして特典で付いているカラーガイドブックの製作データには
「両作品はスタンダードサイズ、モノラル音声で製作されています。なお、劇場公開時に一部上映館で誤ってビスタサイズで上映されたことがあったようですが、本ディスクの収録サイズがオリジナルの画面サイズとなります。~」
と書かれています。

しかし今現在普通に見られるのはDVDかTV放送。
どちらもビスタサイズ

恐ろしい事にこれをオリジナルサイズと認識している人が多いのです。
リアルタイムで観ていない人はそう思ってしまうでしょうね。
2chでも論争になっていたけれど若い人にはわからないでしょう。
ビスタサイズを前提に作られたなんて言っている人もいますが画面の構成としてありえない
ビスタサイズのあの窮屈な絵はおかしいでしょう?
観ている人に伝えなければならない情報までカットされていますから。

オリジナルサイズを上下カットして縮小する意味がわかりません。

映画をTV(横長)に合わせてどうする?

今後益々ビスタサイズになんの疑問も感じない人が増えていくのでしょうね。
東映は自らが発売しているのにどういう考えなのでしょうか?

1979年(昭和54)8月4日封切





(今回のビスタサイズはもちろんブルーレイからじゃないですよ)
Blu-Ray版発売は2009年9月9日→つまり999
発売を記念して劇場上映がありますが、もちろんブルーレイ版。nose3

追加版 トップガン

2009-04-29 02:11:00 | ⇔同じ映画なのに比較
映画「トップガン」のDVD(2005年発売)で、気になることがありました。 (サイズ比較第4弾)

それは仕様を見ていて画面サイズがシネマスコープとありました。
LDのコレクターズ版にもあったように思いますが、「トップガン」には3種類の画面サイズがあるようです。

手元にあるスタンダードサイズビスタサイズを比較するだけでもその映像の見え方は違います。
シネマスコープになるとスタンダードのほぼ2倍の大きさになります。
どこまで見えてどこまで切れてしまうのでしょうか?
DVDなのですからそれぞれのサイズを収録するか、いっそのことおおもとのフィルム(スーパー35でしょうか?)を収録してあますところなくすべてを見せて頂きたいです。

このビスタサイズ基本的に下を切り、左右に少し映像がプラスされた形になっています。

この作品は新しく発売するたびに画面が細くなっていくのですね。
スタンダード→ビスタビジョン→シネマスコープ

なんかスタンダードと比べるとだいぶ情報量が削られた気がします。

しかし最初のパラマウントのマークは公開時の古いマークに戻っています。




死霊のはらわた

2009-04-14 01:29:00 | ⇔同じ映画なのに比較
(1982年)日本公開は1985年映画「死霊のはらわた

今更言うまでもない低予算スプラッター映画ブームを作った作品。

サム・ライミ監督の初期作品はいきすぎ・やりすぎが面白いのです。
笑えるスプラッター映画だと思います。
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たぶん映画館で上映したそのままの状態をソフト化したと思われるVHSテープ。
今ではなかなか見かけられない縦書きの字幕スーパーです。
懐かしいですね。
いつの間にか横書きが当たり前に成ってしまいましたね。縦書きを最後に見たのはいつだろうか?

劇場に合わせて縦、横を使い分けているそうですが、縦書き字幕スーパーで上映している映画館ありますか?

昔は横長のシネスコサイズでも縦書きで劇場で座る位置によっては目だけではなく顔も動かさないといけないなんて事がありました。
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今回はVHS,初期DVD、20周年アニバーサリーDVDを比較しました。

VHSと初期DVDのサイズはオリジナルサイズ
20周年アニバーサリーDVDはビスタ。…また上下を切られてのものです。

色もそれぞれ違います。
VHS→この映画には合っている色!コントラストが足りないかな。まあVHSだからな。
初期DVD→ちょっと色合いが平坦。これがDVD?と思ってしまうなぁ。
20周年→元のフィルムでさえこんなに鮮やかな色はしていなかったはず。



ⅡのDVDよりはまだ良心的(?)なサイズ変更



死霊のはらわたⅡ

2009-03-22 18:20:00 | ⇔同じ映画なのに比較
1987年「死霊のはらわたⅡ監督サム・ライミ

LDが捨てられない理由にはいくつかあって、
①未だDVD化されていない。(人気がない。権利問題で出せない。等)
②仕様が違う。(スクリーンサイズが違う。音声が違う(LDだけのDTS音声とか)
③ジャケットデザインが良いものがある。
まあ、LD+ビデオソフトをすべてDVD化するなんてとても追いつくわけがないだろうし無理ですね。
なおかつブルーレイに向かおうとしてるんですもの。

DVDになっていても簡単には捨てられないのが今回のような例。
DVD化されたといっても素直にDVD化されるわけではない。

元がスタンダードなのにDVD化でサイズを変更する。
こんな事は意外と多いのだ。

横長にすると映画っぽく見えるからと、最近のテレビサイズに合わせたという事なのではないか?

DVD化で多くの作品は綺麗になる。それは良いのだが劇場で見たサイズと違う(たまに劇場上映のものがカットサイズという物もあるが)
スクリーンサイズはオリジナルを大事にして欲しいと思う。

で、この「死霊のはらわたⅡ」は元はスタンダードサイズ、モノラル音声。

しかし素直じゃない変幻自在なサイズ変更がされている。
基本は上下カットでビスタサイズにしているが中には一番最後の画像にあるような
大胆な構成もされています。




重ねてみた。中にあるのがDVDの画像↑↓