なつかしもん(移ってきました)

70年代から昨日まで人によっては懐かしいと思えるものを置いていきます。
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レイダース 失われた棒

2009-02-18 03:13:43 | ⇔同じ映画なのに比較
DVD化する時にフィルムの傷を修復したり、色を鮮やかにしたり、音を調整したりする事はわりと普通にあることですが、デジタル以前の大作映画でDVD発売しても売れそうな映画は最新のデジタル技術で消したり足したりなんて事もなされます。

1981年「レイダース 失われたアーク《聖櫃》もそんな修正された作品です。
でもこの「レイダース」の修正は許せる範囲のものでした。(SWはやりすぎ)

そんなの気づかねーよ!”という所で、繰り返し観た人達の間では有名な箇所です。

最初のシークエンスの中の「巨大岩石玉から逃げるシーンでこの玉に支柱(棒)が付いていた」のを消した。

もうひとつ有名な箇所の「インディとコブラの間にガラスの仕切り板があり映りこむ
場面はわかりにくいので取り上げませんでした。

比較に使っているLD1993年発売のトリロジーコレクターセットのもので
当時の「レイダース」でもっとも綺麗に観られるものだったが、こうしてDVD画質と比較するとこんなに違うのか!?と驚かされました。
LD18540円、DVD9800円。この価格差(^_^;)
LDには「ディスク用映像」なんて入れてるしね。LDにはコピーガード信号がないのでこういうのを付けたのかな?(99%はこんなもの付いてない)


どっちのトータル・リコール

2008-06-09 02:53:15 | ⇔同じ映画なのに比較
1990年「トータルリコール TOTAL RECALL」画面サイズ比較
監督 ポール・バーホーベン、主演 アーノルド・シュワルツェネッガー、シャロン・ストーン、特殊メイク ロブ・ボッティン!

この映画もオリジナルサイズはスタンダードサイズ(4:3)(スーパー35?)でしたが、劇場公開時はビスタサイズ(1×1.85)でした。
1991年にソフト化された時に「劇場よりワイドなオリジナルノートリミング版でお届けします。」とあおりがありました。

VHS、S・VHS、LDで発売されました。後にLDはニューマスター、劇場公開ワイドスクリーン版も発売しました。

どうでしょう、スタンダードの上下を基本的にはカットして横長に見せる劇場公開版との印象の違いは?

トータルリコール」はビスタサイズにトリミングしたのであまり印象は変わらない方だと思います。
シネスコサイズにトリミングされている映画なんかは元の画像の半分が削られたように見えますからね。

*なぜか遠景のシーンだけは劇場サイズの横が広く見えている。



どっちの「ブラックレイン」

2007-07-15 03:06:34 | ⇔同じ映画なのに比較
1989年 映画「ブラック・レイン
監督:リドリー・スコット、出演:マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作、アンディ・ガルシア、音楽:ハンス・ジマー、撮影:ヤン・デ・ボン

トリミング版とはいったいなんなのでしょう?
今回のトリミング版LDからものですが(LDにはもう一つノートリミング版もある)、LDには「この作品は劇場公開版をスタンダードサイズにトリミングして収録したものです。」
と、書かれていますが見ての通り単純に横長の左右を切って作られた物ではありません。

比較してみると左右を少し切られたスタンダードサイズ
上下をばっさり切り落とした劇場公開版
どちらがトリミング版なのでしょう?

今回の劇場公開版シネスコサイズDVDのものです。 今はたぶんこのサイズの物しか見られないのではないでしょうか?(中古ビデオ、LDなら可wink

しかし日本も撮影する国が違うとなんでこんなにも絵になるんでしょうね?
大阪はブレード・ランナーそのものです。



ターミネーター2を比較

2006-11-02 04:05:14 | ⇔同じ映画なのに比較
1991年「ターミネーター2

映画館ではシネマスコープサイズで公開されていました。
ビデオ化でテレビサイズ版がお目見えしました。

これほどまでに見え方が違うのかと驚きます。
テレビサイズ版も監督の考えで作られています。

シネスコを主として作られたようで画面内の文字は下を大きく空ける形で付いています。



ストレンジャー・ザン・パラダイスの

2006-07-30 15:02:22 | ⇔同じ映画なのに比較
ジム・ジャームッシュ監督1984年 「ストレンジャー・ザン・パラダイス

はじめて観た時は、ちょっとした衝撃でした。
この独特の「(ま)」「テンポ」は初体験です。退屈そうで退屈でない。
それはこの監督の他の作品でも同じです。
ジム・ジャームッシュ色です。 好き嫌いがはっきり分かれる作風です。

この映画の中に「TVディナー」というものが出てきます。
チープでいかにもアメリカ的な食べ物に見えました。 同時にとても食べてみたくもなり、近所のスーパーで買って食べてみました。
映画では「牛肉か何かわからないもの」でしたが私が買ったものは「ターキー(七面鳥)」で「「ポテト」と「野菜」が付いていました。
二度と食べませんでした。

DVDはDVD創世記に発売されました。まだ片面1層で¥4700もしていました。
このDVD発売の為に監督自らトリミングし直し(上下を少しカット)、監督の満足するフィルムプリントに限りなく近い出来に仕上げられました。

なるほど良く出来ています。 ビデオ等版の映像は「白!」「黒!」これしかありません。
DVD版は「中間色」があり見やすくなりました。

字幕」。最近縦書きの字幕を見なくなりましたが、まだ縦書きは有るのでしょうか?

縦書きの字幕で観た映画を家庭でまた観られると本当にその時の情景を色濃く思い出します。(書体も重要!)


この映画で初めて知るものが多くて劇中流れている歌、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスの「I Put A Spell On You」が頭から離れなくてCDを買い求めました。(他の曲も良い!)