ドラマ篇レコード

まだビデオデッキが一般的になる前は映画やドラマの音声を収録したレコードで好きな作品を聞いて楽しんでいました。
映像を思い出しながら聞くのです。

もともと映像があるものの音声だけを聴いて楽しむなんて、今の時代の人には理解しにくいかもしれませんね。

映画が公開されてからテレビ放送されるまでも半年以上かかっていましたし、名画座（まだ多数存在していた）でもしょっちゅうかかるわけはなかったので、サントラやドラマ入りレコードを愛聴していました。

ルパンⅢ世　カリオストロの城は公開当時の注目度は一部のアニメファン以外は特別視していませんでした。
（同じ頃の宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道９９９のようなブームにはなりませんでした）
しかし徐々に口コミ等で“あれは面白いぞ”と広まってゆき、レコード化にまでなりました。

でも最初のドラマ編レコードは編集版でした。（よくまとまっているし、音楽もしっかり聴ける。そしてステレオ音声！→映画のオリジナル音声はモノラル）
ドラマ収録のレコードは編集されているのが当たり前なんですけどね。（ちなみにテレビ初放送時もカット版でした。ただのルパンⅢ世劇場版第２弾としか扱われていなかったから。今や…）
カリオストロの城の場合月日が経つごとにドンドン人気が上がってゆき、とうとうレコードでドラマノーカット完全収録版まで出てしまいました。
予約特典で宮崎駿氏描き下ろしポスターが付きました。

宮崎駿と名前は出ていませんが別名で脚本・演出していたＴＶ版ルパンⅢ世２本も異例のレコード化。

未来少年コナン、あしたのジョーのドラマ部分は名場面だけとなっています。

最初のカリオストロの城のジャケットの中は絵コンテ・レイアウト・設定資料

20090816　要領確保の為画像劣化