山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

幻の古代茶=碁石茶を飲む

2015-10-14 20:24:32 | 特産品・モノ
 11年前、春野町胡桃平で生産されていた古代茶・碁石茶が高齢化でストップされていた。
 それを「山里いきいき応援隊」の山口靖枝さんが復活を呼びかけ、それに応えて地元とボランティアが挑戦した。
 ウーロン茶・紅茶は酸化酵素で自家発酵茶。
 プーアル茶は、空気中の微生物の力の発酵茶。
 碁石茶は、漬物の要領の乳酸発酵茶。

                         
 作り方次のようだ。
 ①地元の茶葉を刈る ②蒸し釜の土台を作って茶葉を蒸す ③蒸した茶葉をワラでくるみ、茶箱に入れて発酵させる
 ④二次発酵は、茶葉を樽に入れて蒸し汁とともに踏み固める ⑤それを碁石状に切って天日干しする 
 ⑥乾燥したらパック詰めしてできあがり

           
 飲んでみた。
 緑茶というより紅茶・ウーロン茶に近く、やや酸味がある。
 カテキン・乳酸菌が豊富で整腸作用によいという。
 400年前、中国で飲まれていたお茶だ。
 高知県大豊町では今も生産されていて、それを胡桃平茶農家が導入したのだという。

                       
 特産品づくりは困難がつきまとう。
 それを行動で示していく山口さんたちの心意気が頼もしい。
 そしてそれを支える助っ人の存在が素晴らしい。

     
 これをきっかけに味の旨みや飲み方などの検討が求められる。
 広くボランティアを呼び掛けて継続的に深められることを期待したい。
 同時に、それが春野町内のお茶づくりの発展・研鑽の場になればと痛感してやまない。
 
 
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