山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

絶滅危惧種の「チャマダラセセリ」か??

2015-10-12 21:13:45 | 生き物
 先月の夜に翅が一部欠けている「シロヒトリ」蛾がやってきた。
 はじめはアメリカシロヒトリがやってきたのかと警戒したが、裏側が赤かったので安心する。
 翅がケガしているせいか元気がない。

    
 サングラスがよく似合うロックンローラーのように迫力がある「シロヒトリ」。
 胸を押して空気を入れるとお尻からニョキッと2本の足のような器官が出るそうだ。
 それはオスがメスを誘う「発香器官」ということだが、性別はよくわからない。
      https://www.youtube.com/watch?v=Fs1Qa5m6CEo

                             
 庭に銅色のメタリックな甲虫が歩いていた。
 色からしてドウガネプイプイかなと思っていてその後画像をよく見たら、どうも様子が違う。
 胴回りが太いので「センチコガネ」のようだ。

 センチは「雪隠」からくるようで命名がしゃれた糞虫だ。
 森や畑の糞や腐肉をきれいに処理してくれる環境美化の森の清掃員だ。

       
 種類によっては時速50kmも出せるというスズメガの仲間、「ホウジャク」(蜂雀)がホバリングしていた。
 すぐに次の花へ移動してしまうのでカメラの焦点がなかなか合わない。
 蜜を一瞬のうちに吸引してしまうのだろうか。

                     
 キマダラセセリにしては地味な色のセセリチョウがアザミにいた。
 調べてみると「チャマダラセセリ」に似ている。
 これが本当だとすれば、富士山麓から消えた絶滅危惧種を発見したことになるが。

 わが家だけでも花に大地に灯りに多様に生きる昆虫がいる。
 人間はいまだ殺し合いや領土争いを解消できていない。
 昆虫から学ばなければならない。

 経済成長さえあればすべてが解消されるわけではない。
 フンコロガシを見つめるファーブルさんのまなざしに人類は括目して学ぶべきだ。
 日本の針路もそんな共生社会のために何が貢献できるかに予算を行使すべきで、武器輸出解禁やアメリカの世界戦略に加担すべきではない。
 
 
 
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