「虫めでる姫」ではないが、またもや和宮様が珍しい蛇を発見。現場に急行してみて、一見したところでは肌色っぽい蛇だった。以前まれに見たような記憶はあったがよく確認ができていなかった蛇だった。
ときどき遭遇するアオダイショウ・ヤマカガシ・シマヘビでもない薄いピンク色をした蛇だった。
調べてみたら、日本固有種で無毒の「ジムグリ」(地潜、ナミヘビ科)だった。名前の通り、ふだんは地面に潜っていて、神経質で臆病な性質らしい。そのため、個体数はあるものの発見されることが少ないレアなヘビだという。
頭部に「V」字模様が見られるというが、一瞬のことなのでそこまではわからなかった。画像を拡大すると、オレンジと黄色を中心とした色合いに黒い斑点があるのがわかった。それをヘビ全体で見ると肌色・赤褐色ぽい色に見える。頭部と腹部とが同じ太さであるのも地面を潜ったり掘ったりには好都合なのかもしれない。餌はネズミやモグラなどの肉食。そう言えば、農機具倉庫の下がいつも小さな穴が開いていて、石を詰めたりしてなんども塞いでいた。それはひょっとしてジムグリのハウスだったのかもしれない。