山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山城に咲く花たち

2014-03-30 21:30:03 | 植物
きょうは一日中雨の連続。
 近くの国道は雨量による全面通行止めとなった。
 昨日の鳥羽山城に咲く植物を思い出す。
 山城直前の駐車場には紅白の「源平桃」が満開だった。
 奥まった所だったので目立たない。

                   
 それだけに、発見の喜びは大きい。
 樹皮を見ると桜に似ているので、桜かなとも思ってしまう。
 なにしろここは、武田信玄と徳川家康とが対峙した軍事拠点なのだから、源平桃はいかにもということだ。

     
 タンポポに混じって「オオジシバリ」の群生が見られた。
 「地」を縛るほどの旺盛な繁殖力を誇る。

                 
 
 雑草軍団に隠れるように白い可憐な花を咲かせているのが「ヒメウズ」だった。
 ウズとはトリカブトという意味で、体は小さいけれどやはり毒を持っているようだ。
 あまりに小さすぎていつも撮影に失敗する。
 これでも、花になるのに2・3年はかかるという。

               
 花かなと思ってよく見たら、「コウヤボウキ」の枯れた愕だった。
 綿毛はとっくに飛んでいったが、この残された愕が美しい。
 主のなくなった山城に似つかわしい枯淡な姿がかっこいい。

  
 石垣を降りていたら「ニワトコ」の花が咲いていた。
 むかしは骨折したときに湿布剤として使っていたという。

 ちなみに、宝塚の白井鉄造の「スミレの花が咲く頃」の原曲は、ニワトコの花だったという。
 オーストリアで流行った「ニワトコ」の歌は、パリでは「リラ」の花に変身して流行、日本では「スミレ」へ。
 
 へー。宝塚らしい変身だね。
 骨折の湿布薬では確かにイメージがわかない。
 
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