ここ数日、木枯らしのような突風がときおり吹き荒れる。
寝る布団も2枚にしないと寒さが応えるようになった。
秋が足早に通過し、冬支度しているかのようだ。
その断続的な突風にもかかわらず、わが荒れ野のススキたちは踊るように受け流す。
そうしたしたたかなススキの生命力が荒れ野を君臨する。
「突風もどっこい流すススキかな」と詠んでみる。
午前中の陽射しは温かいが、午後は寒風がややしんどい。
そのため、少なくなった食料の補充をしに街に出かける。
国道は通行止めがあるので山道の迂回路に向かう。
迂回路途中の「上野」集落からは山並みの素敵な眺望を見ることができる。
人も車もめったに会わない天空の里だ。
遠くに山のふところに抱かれた集落が見えた。
もう一つの日本がここにある。
日本の多くの風景はこうした急峻な位置にあることを忘れている。
忘れるどころか、生活できないまでに追い込まれている。
集落そのものの存立の危機にある。
これほどまでに経済が発展しているというのに。
寝る布団も2枚にしないと寒さが応えるようになった。
秋が足早に通過し、冬支度しているかのようだ。
その断続的な突風にもかかわらず、わが荒れ野のススキたちは踊るように受け流す。
そうしたしたたかなススキの生命力が荒れ野を君臨する。
「突風もどっこい流すススキかな」と詠んでみる。
午前中の陽射しは温かいが、午後は寒風がややしんどい。
そのため、少なくなった食料の補充をしに街に出かける。
国道は通行止めがあるので山道の迂回路に向かう。
迂回路途中の「上野」集落からは山並みの素敵な眺望を見ることができる。
人も車もめったに会わない天空の里だ。
遠くに山のふところに抱かれた集落が見えた。
もう一つの日本がここにある。
日本の多くの風景はこうした急峻な位置にあることを忘れている。
忘れるどころか、生活できないまでに追い込まれている。
集落そのものの存立の危機にある。
これほどまでに経済が発展しているというのに。