蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

「ブラインドサイト 小さな登山者たち」

2008年03月15日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 チベットでは、盲人は前世に悪事を働き悪魔に取り憑かれていると思われ世間に蔑まれているという。この映画は、盲人のアメリカ人登山家がチベットの目が見えない子供達と、ヒマラヤのラクパリ(7000m)の登頂に挑んだドキュメンタリー作品だ。大人達も登ったことがない山に子供達と登ろうとするのだ。
 しかし、残り1%(450m)の行程を残すのみになった時に同行したスタッフの間で意見が分かれてしまう。登頂して達成感を味合わせるか、それとも体調を崩したメンバと全員が下山するか・・・。登頂できるメンバがいるにもかかわらず全員下山しようとする女教師の主張は、達成した者と挫折した者ができてしまう事を考えた結果か。子供に知ってほしかったのはそれぞれ「可能性」があるのだということなのだろう。
 ただ、結果として良かったかどうかは別にして、それは今回のコンセプトの変更であり、事前に合意を得ておくべきものだろう。他のスタッフにちゃんとした説明もせず、先に個々の子供に下山することを納得させた上で、スタッフのミーティングに臨むなど手段としては姑息だ。このようなイベントは2度と行われないだろうし、登頂できなかった子供も理解できない大人の理論を感じさせられたのではないか。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:ルーシー・ウォーカー
出演者:サブリエ・テンバーケン、エリック・ヴァイエンマイヤー
Story:
チベットの盲学校に通う子供たちがエベレスト登頂を目指すドキュメンタリー。チベット初の盲学校設立者でドイツ人教育者のサブリエ・テンバーケン、世界的に著名な盲人登山家のエリック・ヴァイエンマイヤーと共に、6人の少年少女が困難な登山に挑む。(ブラインドサイト 小さな登山者たち)

「花嫁はギャングスター」

2008年03月15日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 韓国らしい映画で、設定や粗筋はやや突飛だが、アクションあり、ユーモアあり、涙ありの娯楽作品になっている。無骨っぽい女親分ウンジンがいい。続編も作られているようだ。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:チョ・ジンギュ
出演者:シン・ウンギョン、パク・サンミョン、アン・ジェモ、キム・イングォン
Story:
ハリウッドでのリメイクも決定した韓国発のヒロインアクション。最強の女ギャングが癌に冒され余命幾許もない姉のたっての願いにより、突然結婚する羽目に。真面目な公務員・スイルと結婚した彼女は、夫に自分の正体を隠したまま結婚生活を続けるが…。(花嫁はギャングスター)

「女教授」

2008年03月15日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★----:ややモノ足りない]
 「太王四神記」で朱雀のキハ役を演じているムン・ソリの主演映画。2006年製作なので32 歳頃の作品か。原題は「BEWITCHING ATTRACTION」。才色兼備というイメージではないのと、観ていて途中、集中力が途切れ、見終わって何の映画だったのか今一分からないという不思議 な作品。R-18指定。

TSUTAYA online・レビューAmazon・レビュー
監督:イ・ハ
出演者:ムン・ソリ、チ・ジニ
Story:
シ ムチョン大学染色科の女教授・ウンスクは、環境保護団体でも活躍している才色兼備。男たちの憧れの的である。ある日、彼女の前にソッキュという男が現れ る。彼は環境漫画を描くため、ウンスクの所属する環境保護団体にやってきたのだ。実は、ウンスクとソッキュは中学校の同級生。ソッキュは、誰にも知られた くないウンスクの秘密を握っていたのだった・・・。(女教授)