入り口の巨大イチョウ。葉が落ちる時は、一面が黄色い絨毯のようになるという。
見学通路は、洋館から和館に抜け、庭園側に出る。洋館入り口の前には巨大なイチョウの木があり、半分黄色くなっていた。別棟のビリヤード室には、地下通路でつながっていて、雨でも気にせず行けるという。
デザインされていないものはないという例。暖房の熱交換器の表面をみると、そこにも模様が！ 三菱の岩崎弥太郎は、三井や住友と違って一代で財をなしたのだな。壁は鹿鳴館でも使われた金唐革紙。どうやって作られるか展示されている。
２階のテラスからの眺め。あらゆる壁、天井、煙突、ドアノブなどデザインでいっぱいである。トイレの便器や蛇口、トイレの床の板張りまで美しくデザインされているのだから驚きである。
戦後、税金の物納として国有化され、今は東京都が管理している。
北川景子主演のドラマ「謎解きはディナーのあとで」で、お嬢様の宝生麗子が住むお屋敷としてロケに使われた。
この邸宅はとにかくすごい。ありとあらゆるものに意匠がほどこされている。そこらの邸宅とはレベルか違う。一見の価値ありである。
