「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

永平寺別院・長谷寺(港区西麻布)

2012-02-12 19:05:59 | 見仏(東京)
「江戸三十三観音ガイド」という本をそのまま読むと、
10mの十一面観音と書かれてあり、
そんな大物、重文クラス(?)が、まだ自分の
知識の中に入っていなかったなんてと思っていた。

前日、お寺のホームページを見て、いわゆる昭和型
の仏像であることがわかった。

で、この日、表参道駅から徒歩15分ほどの
この長谷寺(ちょうこくじ)へ出かけていった。
あの真言宗系の奈良の長谷寺(はせでら)とは
系列も別の曹洞宗のお寺。

広いお寺の一角に、観音堂があった。
入ってみると、おお、さすがに、でかいという第一印象。
昭和に作られた各地の巨大仏のような風貌で、
いわゆる江戸より前の観音様という雰囲気の
仏像ではなかった。

この仏像の肌は、木目がはっきりみえていることから、
最初から、金箔とかは塗られていない雰囲気。
右手にしゃくじょう、左手にすいびょうを
もつというところでも、はせでらの観音を意識して、
作られたのかなあという気もする。
胸のかざりのところに、菊の御紋が見られて、
いかにも昭和らしい。
額の白毛に対応するところには、スリランカから
送られた琥珀?(トパーズ?)・・・と、
また聞きした。
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