ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2024年07月11日 20時06分09秒 | 読書
↑:「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(5)」
↓:「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(6)」



著者:日向夏(原作)、倉田三ノ路(作画)、しのとうこ(キャラクター原案)
 …月刊サンデーGX&小学館版

5巻。
この辺りから「ミステリー要素」が濃くなる。そう複雑怪奇でもないので気楽に?読み進められる。
少女小説研究家・嵯峨景子が「シリーズ屈指のドラマチックさと面白さを誇る」と評した展開と構成。コレは本作全編通しても指折りのストーリー。幾つもの小ネタ?を重ね掛けして緻密かつ大胆な物語を練り上げている。

第十九話「遺言」
「あのおっさん」が本格的に登場。まだ猫猫(まおまお)との関係は表に出ない。
6ページ目の高順(がおしゅん)の視線よww
オレの大好きなミステリーの一つ、森博嗣の「封印再度」を彷彿とさせる(←ネタバレ乙)カラクリは秀逸。

第二十話「街歩き」
かと思えばどっちかってぇとラブコメに振り切る。壬氏(じんし)含め周りのキャラが徐々に明らかに。
こっちはこっちで猫猫のバックグラウンドがいかんなく発揮されている。
ココで生殺しの目に遭った読者の本懐はずーっと後の方で遂げられる(ちなみに第三十八話ねw)
…ついでに「私の娘」の伏線はさらにもっともっと後の方で回収される(←ネタバレ乙その2)

第二十一話「羅漢」
猫猫の過去の話と、この一冊を貫くメインストリームが交錯する。
「羅漢」とは何者なのか?…また、妓楼に関する話はただの例え話なのか?

第二十二話「偶然か、必然か」
そして更に重要人物にスポットが当たる。翠苓(すいれい)。今までもチラリとモブで出てはいたが…。
思わせぶりな「単語」が耳に残る。ついでに後々のラブコメネタ?になる「単語」もw
そして李白(りはく)が持ち込んだ事件が「鍵」となり…。

劇的に物語が動き出す。

6巻。
第二十三話「中祇」
地上波アニメでこのシーンが流れた際も色々と反応が有ったようで、これまでの伏線に更に味付けをしながらのインパクトあるドラマティックな展開となっている。
つーかさ、いくら何でも猫猫…都合の良い(悪い?)事だけ鈍すぎだろw
10ページ目wwいやそこセリフがオカシイでしょwあと水蓮(すいれん)のキモの座りっぷりよw

第二十四話「朝顔の女」
これまた伏線回収を含む鮮やかな謎解き(伏線の復習もちゃんとやってくれるという…)。
しかしどうにも実在の事件を連想するようなネタで…(恒例超絶激古マニアック)。
そしてこの話、ずーっと後の方でまた絡んで来るという…。
更に後半ではずいぶんと思い切ったチラ見せからの…?

第二十五話「後宮ふたたび」
ここでも大胆なネタ振りを主上に言わせている。
少し前に戻ったような立ち位置で、ココでスポットが当たるのは「やぶ」こと後宮の医官(まだこの時点では名前は出てない)。
そして李白にストーリーが移る…

て、そっちかーいwwww

第二十三話「身請け作戦」
サスペンス風味のミステリーから一気にラブコメに全振りwwこの振れ幅は本作の魅力の一つではある。
しかし絵師さん、妙齢の女性なのに男の裸を描くのが上手いなぁ…。

「わからない、なぜ正座させられてるんだろう?」…いや「なぜ?」じゃねぇよww

この絶妙なスレ違いコメディはホント面白いww
で、ここの李白の漢っぷりが、後々(またかよ)とんでもなくハマり役になるという…(ネタバレ乙)。

蛇足…単行本のオマケについてる「謎の噂」なるマンガがメチャクチャ面白いww

シリーズ(?)過去作っ

 …作画:倉田三ノ路(月刊サンデーGX&小学館版)
 ◎「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(4)」
 ◎「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(3)」

 ◎「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(2)」
 ◎「薬屋のひとりごと 猫猫の後宮謎解き手帳(1)」

 …作画:ねこクラゲ(月刊ビッグガンガン&スクエアエニックス版)
 ◎「薬屋のひとりごと(3)」
 ◎「薬屋のひとりごと(2)」
 ◎「薬屋のひとりごと(1)」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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