ボタンやファスナーなど、使わなくなった手芸用品は売った。空缶は、今月中にでもお菓子の型にして、ケーキでも焼こう。他に捨てるもの幾つか。ちょっとだけゆとりの広がった収納は、さらに掃除がしやすくなる。
処分するということは、自分の生活に何らかの見切りをつけることだと思う。もう必要に迫られることもないので、手芸はしないだろう。せいぜい靴下を繕うくらい…だとか、こうしたスタイルの服は着ることもないだろう…と。
見切りをつける、可能性を絞るということは、自分になること。あれもこれもとモノや可能性を抱えているうちは、まだ何物(なにもの)にもなれていない。変な言い方だけど、絞ることで自分になれる。抱え込んだモノを捨てることに恐れることなく(少しは不安だけど)、そして自分はこんな人になるんだという目標をもってモノを選ぼう。
自分になれなければ、自分の人生を生きた!と満足するのも難しいではないか。自分になれない人ほど、他人からの承認欲求や評価を求めてしまうのではないか。
自分を生きよう。
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