よろず戯言

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ストリートファイター 俺より強いやつらの世界展

2020-10-28 23:59:21 | アート・文化

福岡市科学館

 

先月半ばに観に行った展覧会。

開催前から楽しみにしていた、カプコンから発売された格闘ゲーム、

ストリートファイターの原画や資料などを集めた企画展、

“ストリートファイター 「俺より強いやつらの世界展」”だ。

 

 

“格闘ゲーム”というジャンルを確立させ、

世界じゅうで大ヒットしたゲーム、ストリートファイターⅡ(以下:ストⅡ)。

当時、中学生だった自分も、駄菓子屋でこれをプレイするも、負けてばかり。

当時はシューティングゲームや固定画面のアクションゲームが主流で、

50円、100円でクレジット(自機)が3くらいあったのが普通だった。

だがストⅡは一度でも負けるとそこでゲームオーバー。

上達して強くなるためには、多額の投資が必要で、

少ないお小遣いでやり繰りする子どもには無理だった。

 

 

高校のとき、スーパーファミコンに移植される。

友達からカートリッジを借りて、猿のようにプレイした。

使用キャラはザンギエフ。

コマンド入力がレバー1回転という超難度技、

スクリューパイルドライバーが出せなきゃ他ファイターに勝ち目がない。

そのザンギエフで立ちスクリュー※1を披露して友達を驚かせたことも。

 

ピラルクーという魚を知ったのもストⅡ。

 

高校三年のときだったか、スーパーストリートファイターⅡがリリースされる。

スーパーファミコンである程度腕を磨いていたので、

これはゲームセンターでもプレイしまくった。

ザンギエフからT.ホークにキャラを乗り変えた。

ザンギエフのスクリューパイルドライバーと同じく、

レバー1回転コマンド、メキシカンタイフーンが決まったときの爽快感ったらなかった。

 

スクリューパイルドライバー以上のインパクトだった、

T.ホークのレバー1回転技、メキシカンタイフーン。

こんなの食らったら即死だ。

 

社会人になり、ストリートファイターZEROがリリースされる。

それにも飛びつき、使用キャラはソドムに。

これまたレバー1回転コマンドで繰り出す必殺技、

ブツメツバスターやダイキョウバーニングが爽快だった。

ストリートファイターシリーズはその後、ZERO3までプレイした。

 

ファイナルファイトからまさかの参戦だったソドム。

勝利時に見られる、英単語を並べてそれっぽくした怪しい日本語のセリフが楽しかった。

 

そんな青春時代から大好きだったストリートファイター。

ゲームはもとより、その世界観やキャラクター達も魅力的。

その資料や原画が一同に展示されるってんだから、これは観に行かないわけにはいかない。

 

所有していたソフト。

スーパーファミコンのスーパーストリートファイターⅡXと、

プレステで、ストリートファイターZEROとストリートファイターZERO2も持っていたはずだが行方不明。

ストZERO3と、ストリートファイターコレクションの登場で処分したとか?

処分した覚えはないが・・・。

 

3DS本体とほぼ同時に購入したソフト。

ストリートファイターⅣ。

ザンギエフが日本語でペラペラ喋るわ、

スクリューパイルドライバーで大気圏突破してしまうわで興醒めし、一度プレイしたっきり。

それぞれ母国語で喋るのが楽しかったのに・・・。

そういやベガは、「ヌルいわ!」ってZEROのときから日本語使ってたし、

ローズも「それじゃダメ!」って日本語使ってたな・・・。

 

当初の開催は3月の上旬だった。

しかし、このとき世間を騒がせはじめていたのが、新型コロナウイルス。

福岡でもにわかに感染者が出始めており、

福岡市の決定で、博物館や美術館などの公共施設はしばらく休館となり、

このストリートファイター展も、延期することになった。

 

最近購入したスイッチ用ソフト、ストリートファイター30th.アニバーサリーコレクション。

初代からⅢまでを網羅している決定版。

セールに釣られてダウンロード版を購入したが、今思えばパッケージ版にすべきだった。

 

そして、延期されて開催される予定だった日も、さらに延期され、

新型コロナウイルス感染防止対策を施し、3月末になってようやく開催へとこぎつけた。

ところが感染拡大により、福岡県も先行して対象となった緊急事態宣言。

わずか10日あまりで、開催は休止となる。

 

ストリートファイターZERO2で復活したザンギエフに歓喜した。

元も流派切り替えなど、マニアックだが、使っていて面白いキャラだった。

 

当初4月末には再開予定だったものの、

緊急事態宣言の対象が全国へ広がり、その解除も当初見込みよりも長引き、

たび重なる再開延長の末、5月半ば、再開は困難との判断に至り、

とうとうこの展覧会そのものの中止が発表され、チケットの払い戻しが開始された。

覚悟はしていたものの、けっきょく行けずじまいとなり、

ファンとしては残念で仕方なかった。

 

復活勢も含め、キャラクターが一気に増えたストリートファイターZERO3。

かりんや、レインボー・ミカ、囚人服姿のコーディなど異彩なキャラまみれだった。

 

ところが夏になり、一転、感染防止対策がさらに強化されて開催が再開される。

福岡ではまだ新規感染者数が減ってなかった時期。

そんななかでの再開決定。

本来の会期スケジュールならば、とうに閉会していたとき。

5月の中止宣言を受けて諦めてしまっていたファンにとっては願ったり叶ったり。

 

本来、この後に開催予定だった企画展がキャンセルになったとか?

ともあれ、一度は諦めた展覧会を観ることができる!

時間帯ごとに入館者数を制限するらしく、

あらかじめ日時指定のチケットを購入してから行かなくてはならない。

夏休み中に、子どもや甥っ子たちと一緒に・・・とも思ったが、

なるべく混む状況では行きたくはない。

コロナもだが、元より人混みが嫌いだからね。

 

ストリートファイターⅢは未プレイだったが、

よくよく思うと、いぶきやアレックス、ユン&ヤンなど、

シリーズ屈指の人気キャラ達が登場したのもこの作品だったんだよなあ。

こんな素敵なおしりのエレナさんも居た。

 

けっきょく夏休みが終了した9月に行くことに。

だが、事前チケット購入でつまづく。

公式サイトで購入手続きを行うのだが、

自分のパソコンのインターネットエクスプローラーだと、

「お使いのブラウザはサポートされていません!」と言われ、チケット購入ページが開けない!

仕方なく、マイクロソフトエッジをダウンロード。

 

ここでチケットを購入するも、入館時に必要なQRコードをスマフォに移す作業に。

会場の入口で、このQRコードをかざしてから入館するらしい。

スマフォ持ってねえ!!

ガラケーの人間はどんどん置いて行かれちまう・・・。

だが、まだだ・・・まだスマフォは持たんよ!

仕方なくQRコードの画面をプリントアウトする。

これでも行けんだろ。

 

 

ストリートファイターZEROでは、リュウが赤髪に。

時代が遡っている設定なので、初代ストリートファイターのリュウが赤髪だったのに合わせた?

 

やって来ました、福岡市科学館。

初めて来る場所だったが、マイカーで迷うことなく来れた。

すぐ近くには福岡高等裁判所があった。

数年前、裁判員選定で呼び出されて来たっけ。

あのときはこの場所がよく判らずバスで来た。

あの頃と比べると、福岡市内にもずいぶん詳しくなったかもしれない。

 

隣にあった市営駐車場に車を止めて、連絡通路を渡って福岡市科学館のあるビルへ。

1階がスーパー、2階が書店、3階から6階までが福岡市科学館。

スーパーには、田川くんだりじゃまず見かけないような上品なマダムや若奥様。

書店にあるカフェスペースでは、朝からパソコンとにらめっこするビジネスマン。

福岡市内でも有数のオフィス街であり、且つ富裕層の多いエリア、飯塚や田川と比べらんない。

 

エスカレーターで3階に到着。

ポールとテープで仕切られて、展示会場の入口が見えた。

チケット売場はなく、入口脇にスタッフと小さな端末があるだけ。

 

 

端末に事前購入した際 発行したQRコードをかざし、スタッフの検温を受けていざ会場へ―。

もう会場のなかから、聞き慣れたBGMが流れてくる。

エキゾチックな音楽に混ざる、やかましい象の鳴き声のSE。

ダルシムのステージのBGMだな。

まず出迎えてくれるのは、実物大と思われる、シャドルー総裁、ベガの像。

あの格好で、あの腕を組んだポーズで、がっちりした歯を並べた不敵な笑みで迎えてくれる。

リュウでもケンでも春麗でもなく、なにゆえベガ・・・?

 

 

リュウと春麗はパネルで反対側の脇に立っていた。

こっちも実物大だろう。

リュウは自分よりやや高く、春麗はやや低い。

各々の実際のプロフィールの身長を考えると、妥当な大きさだ。

 

 

イントロダクションスペースとして、ストリートファイターの歴史年表のパネルが展示されていた。

ここまで撮影可能だったので、それぞれ写真を撮った。

初代ストリートファイターがゲームセンターにリリースされたのは1987年。

当時、小学校4年生くらいだが、これは記憶にない。

 

やはり世界的に大ヒットした、二作目、1991年に登場したストリートファイターⅡだろう。

中学2年くらいになるが、この頃は近所の駄菓子屋でプレイしていた。

デカくて個性的なキャラクターが画面狭しと暴れまわる格闘ゲームにたちまち魅了された。

ただしワンプレイ100円。

限られたお小遣いでは満足にプレイすることができず、

高校になって家庭向けゲーム機で発売された、

スーパーファミコンの移植版で本格的にプレイすることに。

 

 

歴史年表を見て行く。

1992年には、同キャラ対戦が可能になり、

四天王が使えるようになった、ストリートファイターⅡ’(ダッシュ)。

同年にスピードがアップし、コンボがより重要になった、ストリートファイターⅡ´ターボ。

そして1993年に、既存キャラクターには新技などが追加され、

キャミィ,フェイロンなど、新たに4キャラが追加された、スーパーストリートファイターⅡ。

翌1994年には、スーパーコンボが搭載された、スーパーストリートファイターⅡXがリリースされる。

隠しキャラとして、今なお格闘ゲームにおいて最強の存在、

豪鬼が登場したのも、このスーパーストリートファイターⅡXだ。

 

初代ストリートファイターのメインイラスト。

アメリカの昔のアクション映画ポスターみたいだ。

これはショボい!

 

1995年、自分が社会人になって、ストリートファイターZEROが登場。

ストⅡよりも遡った時代設定になり、若かりし頃のリュウやケン,春麗が登場。

新しい魅力的なキャラクターも登場し、プレステにもすぐに移植されたので猿のようにプレイ。

続く、ストリートファイターZERO2でザンギエフが復活!

さらに女子高生ファイター、さくらも登場し、これが一番プレイしたかもしれない。

 

もっとも見慣れた、ストリートファイターⅡのメインイラスト。

スーパーファミコン版の外箱のパッケージもこれだった。

 

キャミィなど4キャラが追加された、スーパーストリートファイターⅡのメインイラスト。

この頃のキャラクターイラストが一番好きかな。

 

同時期にゲームセンターではストリートファイターⅢが稼働開始。

リュウ以外のキャラクターが刷新され、

美麗なグラフィックと、より滑らかなアクションでゲーム誌で注目されたが、

新しく増えたキャラクター達に当時はまったく魅力を感じず、

自分が所有しているハードに移植もされなかったため、とうとうプレイせずじまい。

ストリートファイターZERO3が最後のストリートファイターとなった。

ゲームの沿革のパネルを眺めながら、当時の思い出が甦る。

 

時代が遡った新シリーズ、ストリートファイターZERO。

社会人になってリリースされたので、ソフトもすぐに購入でき、

結果、このシリーズを一番プレイしたと思う。

 

いよいよ展示場に進む。

ストリートファイターⅡのキャラクター紹介から始まる。

リュウ,ケン,春麗,ガイル・・・。

それぞれコーナーが設けられ、実物大のパネルも添えられている。

ザンギエフやサガット,T.ホークら2mを超えるキャラは見上げるようにデカい。

反面、キャミィやフェイロンが小柄で、顔もちっちゃい。

 

これはストⅡダッシュのときのだな。

このデフォルメされたのは、ポケットファイターのやつか。

ゲームの説明書や販促物等で見覚えのあるキャラのイラスト。

その原画や設定資料等が数多く展示されている。

描くイラストレーターさんでキャラクターの特徴が異なるのも面白い。

西村キヌって方が一番人気なのかな?

自分はベンガスって方のが一番好きかな。

ただし馴染み深いのは、あきまんって人のイラストだ。

 

スーパーストリートファイターⅡのオープニングムービー。

当時最高峰のグラフィックアニメーションに興奮した。

 

ダルシム,ブランカ,と進んで行き、ザンギエフが登場する。

ストリートファイターで最も好きなキャラクター、ザンギエフ。

そのイラストに見入る。

ザンギエフブースの真向かいに、イスに座った学芸員の方。

マスクをしているのでよくは判らないが、40前後とおぼしき女性。

静かに一点見つめで、真正面のザンギエフコーナーを見据えている。

 

ザンギエフほどお茶目なキャラはいない。

 

とてもストⅡが好きなふうには見えない。

知らないことはないと思うが、まず興味はなさそうだ。

そんな女性が、ザンギエフの真正面。

「なにこの赤パンいっちょう全身傷だらけのモヒカンのゴツいおっさん・・・。」

そんなこと思いながら、一日中ここに座っているのかな?

じっと座っている学芸員さんの心中を想像すると、とたんに笑いが込み上げてくる。

 

キャミィやフェイロンら、スパⅡのキャラ4人のブースを過ぎると、

M,バイソン,バルログ,サガット,ベガ、いよいよシャドルー四天王のブースに。

ここからパーテーション等も、シャドルー仕様の雰囲気の異なる展示室に。

どうやらこの展覧会、シャドルーが企画したみたいな設定になっているようだ。

入口にもその幹部というか、隊員のパネルがあり、

格闘家研究のためのデータがどうのこうのと、なんか吹き出しでセリフを発していた。

そこら辺、ガキっぽい設定は興味ないのでスルー。

 

この展覧会自体が、シャドルーの各ファイターの研究結果や、

カプコンから入手した資料を解析する・・・みたいな設定だったよう。

 

後は、スパⅡXで隠しキャラだった豪鬼と、

ストZEROで登場した、ダンとさくらのコーナーもあった。

シリーズ最強キャラの豪鬼と、最弱キャラのダン。

そして登場するや、キャミィを押しのけ、

春麗と人気を二分するシリーズのヒロインになった さくら。

さくらに関しては異様にイラストが多く、開発スタッフの力の入れようというか、

デザイナー達の思い入れの深さがうかがえる。

これは春麗やキャミィにも言えるが、やはり女性キャラの方が、

イラストに描かれやすいってことだろうか。

 

 

春麗やキャミィ、さくらはひときわ資料が多かった。

デザイナーがスケッチの脇に色々と書きこんでいるが、中には変態っぽいのも。

こういう美少女キャラクターのデザイナーってのは、ある種の思い切りが必要なのだろうな。

 

 

この後も展示は続く。

ポスターやゲーム雑誌などの表紙イラスト原画に、

ストリートファイター、開発の企画書や初期の設定画など。

リュウとケン以外は、まったく別キャラクター。

企画を練ってゆく上で、だんだんとそれが、

春麗の元になったり、ブランカやダルシムへと変わってゆく。

 

なんだかさえない顔したのが多い、ストリートファイターⅡ企画段階のキャラクター原案。

アナベベのキャラ設定とか、今の社会情勢というか、コンプライアンス的にアウトだろうな。

春麗の原型であろう、智麗が異様にかわいい。

 

当初、初代ストリートファイターの続編として開発されていた、

アクションゲーム、ファイナルファイトの展示もあった。

これも大きなキャラクターが画面狭しと暴れまわるゲーム。

ストリートファイターとは異なり、1対1ではなく、

群がる無数の敵キャラを倒しながら進むという横スクロールアクション。

“ベルトスクロールアクション”と呼ばれるジャンル。

これにもハマってよくプレイしたものだ。

 

 

ファイナルファイトでは、今も昔もハガー市長しか使わない。

 

後に、このファイナルファイトからも、ガイやコーディ,ソドムやロレントなど、

複数のキャラクターがストリートファイターシリーズに参戦している。

開発経路はもちろん、同じ世界を共有するゲームだったってことがうかがえる。

ハガー市長だけがストリートファイターに参戦できないのは、ザンギエフと被るからだろうな。

 

ストリートファイターシリーズに登場できないハガー市長も、

本展覧会のための書き下ろしイラストには大きく描かれている。

これはファイナルファイトも、シリーズのいち作品であることを強調しているようだ。

 

キャラクターの性格や家族関係,人物像、他キャラとの因果関係など、

ゲームではよく判らない背景も細かく設定され、手書きの資料として残っていた。

ステージの背景や、そのギミック、ボーナスステージのデザインに、

勝利時,敗北時の顔デザインとセリフ、エンディングのアニメーションなど、

それぞれのキャラクターの様々な設定画などが数多く展示されている。

ああ、こんなセリフだったな~とか、ああ、こんなエンディングだったっけ・・・。

観ていて飽きない。

 

各キャラクターの様々な技のモーションも細かく設定されている。

容量節約のため、動きを制限したり使い回したりと、工夫もなされている。

 

背景にも細やかな設定が。

自転車を走らせたり、ニワトリを動かすなど、細やかな指示もされている。

 

 

ザンギエフのエンディングで登場する、ゴルバチョフ書記長。

今の30代は、エリツィン大統領すら知らない人も多いみたいだし、

そもそもソビエト連邦という国が在ったことも知らない人が多いし、

U40には判らない人物だろうな。

 

展示ブースのラストは、最新作、ストリートファイターⅤのコーナーがあった。

過去作すべてのキャラ総出演のシリーズ集大成のような作品。

これだけでも魅力的ではあるのだが、もう進化し過ぎてついていけない。

なんでも最近はやりのeスポーツ向けに特化しているようで、

ほぼオンライン対戦向きの仕様らしい。

ユーチューブで前にプロゲーマー同士の対戦映像を観たが、

読み合いと牽制、一度入ったら終わりのコンボ技。

見ていてちっとも面白くない。

ストリートファイターに限らないかもしれないが、

もはや格闘ゲームってのは、あの頃みたく、ワイワイやれるジャンルじゃなくなっちゃったのかな。

 

興味はあれど、もはや着いて行けそうにない最新作。

  

展示ブースが終わり、体験コーナーに。

まずはゲーム筺体が二台並んでいる。

うち一台には、自分と同じか少し上くらいのおっさんが座り、何やら楽しげにモニターを見ていた。

好きなキャラクターのやられ顔に、自分の顔を合成できるというもの。

スタッフに薦められたけれど、恥ずかしいので丁重にお断りした。

今思えば、客は自分とその先に楽しんでいたおっさん二人だけだったのだから、

恥ずかしがらずにやるべきだったと少し後悔。

やるのなら、やっぱりザンギエフだな。

いや、ダルシムやブランカ,エドモンド本田でも面白かったかも。

仮面が割れたバルログも捨てがたい。

 

 

当時衝撃だった、プレイヤーの敗北顔。

自キャラがボコボコにされているのを見て、それが再起に繋がった。

逆に打ち勝つのが困難な相手をぶざまな姿にして、達成感を得たものだった。

 

大男が小娘にやられたときの屈辱感ったらない。

 

続く体験コーナー。

大きめのステージがあり、そこにこれまた大きなスクリーン。

スクリーンには、見慣れた車がどーんとある。

ボーナスステージで破壊する日本車だ。

それと、リュウのステージ、朱雀城に登場する風林火山と書かれた木の看板。

風林火山ではなく、「福岡」と書かれていた。

これ、開催会場によって文字が異なるのだろうな。

 

 

あのボーナスステージを再現したアトラクション。

やれば非日常的な爽快感が味わえたかも。

 

 

ステージに上がってスクリーン前に立ち、波動拳のポーズをすると、

画面に波動拳が現れ、そこに映った車や看板を破壊できるというアトラクション。

これもスタッフに薦めれたが、やはり恥ずかしいのでパス。

子どもや甥っ子らと来てりゃ、ワイワイ楽しんだだろう。

さすがに大人のおっさんが、ひとり「はどーけん!」なんて叫んでやるようなものじゃあない。

 

 

購入したグッズ。

ポストカードに図録。

図録は映画、ピクセルのパックマンみたく、ゲーム筺体を模したデザインだ。

 

最後は物販コーナー。

Tシャツやタオルにトートバッグ,クリアファイル。

おなじみの実用グッズの他、ポストカードを物色する。

ザンギエフのものを・・・と思っていたが、気付けば春麗やさくらのものしか買ってなかった。

ザンギエフのは、パッとするデザインのものが無かったのよ。

 

 

クリアファイルにTシャツ,トートバッグにタオル。

 

そして・・・思わず買ってしまった本田の手ぬぐい。

風呂掃除の際に重宝しそう?

 

おなかいっぱいになって会場を出ると、小さなお知らせの貼り紙が目に付いた。

「春麗の立像は4階に移動しました」

なんだって!?

ベガだけじゃなく、春麗の立像もあったのか!?

これは見たかった・・・2Dの実物大パネルはあったが、やはり質感のある立体物の方がいい。

あのチャイナドレス風の衣装からのぞく、むっちり太ももが拝める機会なんてそうそうない。

 

トートバッグに付いていた注意書きの紙切れ。

そういや衣類とかのタグによく記載されているこういうアイコン、意味が解らない。

 

しかし、4階に行くには、福岡市科学館の入場券が別に必要だ。

美術館でいうところの、特別展・企画展のチケットのほかに、常設展のチケットが要るみたいな。

うーん・・・少し悩んだが春麗の立像は諦めた。

入場しなくてもOKの場所に展示されているのならいいのだが、

たぶんそうじゃなかろう・・・。

だったらわざわざよそに移動させる必要性がないしね。

 

カプコンの証紙はロックマン。

ストⅡより歴史古いからね。

 

一度は諦めたストリートファイターの展覧会。

実行委員会の執念か、カプコンや福岡市科学館のはからいか、

とにかく、再開してもらえてよかった。

青春時代を楽しませてもらった格闘ゲーム。

その資料やイラスト原画を堪能できて最高だった。

 

ラストにあったガチャガチャ。

会場限定の缶バッジ。

できれば春麗やザンギエフ、ブランカ辺りが欲しかったが・・・。

ケンの竜巻旋風脚が出た。

 

今度はSNKでお願いします。

餓狼伝説やキング・オブ・ファイターズをメインで。

実物大の立像は、もちろん不知火舞で。

いや、それだと18歳未満の子どもは入場できなくなるな・・・。

 

 

※1 立ちスクリュー

 ザンギエフで、レバー1回転コマンドの必殺技、スクリューパイルドライバーを、

 ジャンプせずに立ったまま、あるいは歩いている状態のままで繰り出すこと。

 



2 コメント

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Unknown (music_with_bahi)
2020-10-29 03:57:35
武さん、こんばんは😊
バヒです😄

福岡のスト2展、見に行きたかったです😉
でも、遠くて無理か…😅

ファンにはたまりませんね😁
トートバッグが、いいですね😄
ストリートファイター、最高!
返信する
1会場だけだともったいない ()
2020-10-30 02:12:55
バヒさんこんばんは、コメントありがとうございます。
 
ストリートファイター展、最高でした。
最近のものではなく、10代20代の頃に楽しんだ作品の展示がほとんどで、
どれもじっくりと見入ってしまいました。
自分ら世代は懐かしんで、若い人らはレトロな雰囲気を楽しめたと思います。
 
コロナが落ちつけば、主要都市を巡回するんじゃなかろうかと思います。
もしお近くで開催される際は、ぜひ観に行かれてください。
んで、車を壊すボーナスステージのやつやってみてください。
 
トートバックは買い物に使ってます。
ただし、あまり入らない・・・。
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