先日の休み。
台風一過でマイカーに葉っぱや小枝などがこびり付き、
ひどく汚れていたので久しぶりに洗車することに。
正しい洗車の順番は分らないが、まずは天井を洗い、
次いで四方の窓ガラス、そしてボンネットへと続く。
風呂で体を洗うのと同様、上から順に洗って行く。
ボンネットの隙間を見ると、何やら詰まっている。
葉っぱでもない、小枝でもない。
見た瞬間にそれが何だかは判った。
だが、まさかと思った。
カマキリの卵。
なんでまたこんなところに産んだんだ?
わずかな隙間から、それが確認できる。
表面の質感から、カマキリの卵で間違いないと思った。
これはマズイな。
もしボンネットとエンジンルーム、両方に卵がひっつくように産んでたら、
ボンネットを開けると卵が引き裂かれてしまう。
しかし・・・このままでも困る。
おそるおそるボンネットを開く。
ベリッ・・・。
何かが破れる音。
ああ、やっぱり・・・。
わずかだが、卵の表面が破れてしまった。
ボンネット側に卵を産みつけているが、
泡の一部がエンジンルームのフレームにひっついて固まったようで、
その部分が破れてしまっていた。
この程度なら、中の卵には影響はないかな?
それにしても、この卵を産んだカマキリ、
うまいところに目を付けたもんだ。
車のボンネットの中、雨風しのげて、卵を守るに絶好の場所といえる。
ただ、走行中にエンジンルームの温度が上昇し、
まだまだ早い時期に間違って孵化したりしないだろうか?
そんな心配もよぎる。
しかし昆虫ってヒト以上に季節に敏感だから、たぶん大丈夫だろう。
ただ、ワラワラと産まれてくるカマキリの赤ちゃんたちが、
エンジンルームに留まって、けっきょく焼け死んだりしないよう、
ちゃんと地面に降りてくれればいいのだが・・・それだけが心配だ。
春になったら、注視してないといけないな。
カマキリはその獰猛さと いかつい見た目から、悪者扱いされることが多いけれど、
立派な益虫なので、なるべく大切にしたい。
ブラックマンティスの方が、“マンティス”ってくらいだからカマキリなんだろうけど、
色合い的に、こっちのグリーンシザーの方がカマキリっぽい。
しかしどう見てもマシン系なのに、これでも虫系なのよね。
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