hiroべの気まま部屋

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書道・最近の作品(草書:磻溪伊尹・・・)

2018-06-06 08:40:31 | 書道
 草書による四体千字文の臨書、最近の作品の紹介です。

 (手本)



(作品)


 【意味】

 磻溪伊尹(はんけいいいん)はんけいいいん:太公望(*1)や伊尹(いいん*2)のように 
 佐時阿衡(さじあこう)ときをたすくるあこう:政治を助け称号を得た(阿衡は官名のことで、ここでは伊尹をさす)

 奄宅曲阜(えんたくきょくふ)おおいにきょくふにいえし:周公旦は曲阜(きょくふ)に住んだ(*3) 
 微旦孰營(びたんしゅくえい)たんなかりせばたれかいとなまん:周公旦いなければ、誰が治めたであろうか

 *1:磻溪は太公望が釣りをした場所で、ここでは、周の文王に挙げられ功が多かった太公望をさす
 *2:伊尹は中国上代殷の賢人、湯王の大臣となり、夏の桀王(けつおう)を討った
 *3:曲阜は周公旦の封ぜられた地名、武王を補佐して、殷の紂王(ちゅうおう)を討ち、ここに大きな宮殿を建て周朝800年の基礎を築いた

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