九州北部での大地震説が話題になっているようです。
引用開始(一部抜粋)
http://www.jprime.jp/articles/-/9635
大地震を連続的中させた高橋教授から「5・13博多に警戒」とメールが届いた
週刊女性2017年5月23日号
《大隅半島沖の地震、桜島の噴火再開など、盛んに地震や火山の噴火が目立ち始めています。約50日前、福岡県博多近辺でM(マグニチュード)3~4の地震が頻発したのをご存じですか? 連休明け、特に5月13日前後に博多・北九州周辺で大規模地震が起きる可能性があります》
立命館大学・歴史都市防災研究所の高橋学教授からそんなメールが届いたのはGW(ゴールデンウイーク)中の4月30日だった。
(中略)
引用終了
この説についての筆者の見方ですが、結論から言うと「月日とマグニチュードの下限まで指定して予測するのは通常ならば考えられない」と思います。
ですが、「日本国内の殆どのエリアではいつ何処でM7以上の地震が発生してもおかしくはない」と言う筆者も同感できる観点からすると「上記の予測が100%外れている」とも言いけれない、と言った所です。
では九州北部についてですが、別の見方でやや気になる事は有ります。
それはVIVAの阿蘇山観測データで確認できる地震計のRMS振幅のグラフです。
引用開始(一部抜粋)
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_asos.html
引用終了(グラフは直接御覧ください)
以前に記事にしましたが、4月末に阿蘇山での地震計のRMS振幅の異常な上昇が有り、そのピーク時頃にえびの高原硫黄山での火山性活動の活発化と桜島噴火が有り、これを境に下降に転じました。
その後にほぼ通常の水準と波形に戻ったのですが、5月8日あたりから少しおかしな波形が毎日続いています。
下限は通常、或いはそれよりも小さいのですが、上限はかなり高いというようなややパルス状に近い波形です。
その後ですが熊本地震でやや活発化の傾向が見られています。
5/4と5/11にM4以上が久しぶりに発生しています。
これが何を示すのか?ですが、筆者はこう考えています。
えびの高原硫黄山かその近辺で4月末以前までは特にフィリピン海プレートに影響を受けるユーラシアプレート側の表面地殻の動きが活発ではなかったようです。
ところがどうもそれまでの固着が外れたのか或いはにフィリピン海プレートの動きが活発化したのかのいずれかで、えびの高原硫黄山の地下で西、或いは北西、或いは北北西への地殻の動きが活発化しそれがマグマ活動を活発化させて硫黄山の火山性活動を活発化させたと思えます。
真相が上記なのかどうかはわかりませんが、仮にそうだとするとそれは同時にえびの高原硫黄山よりユーラシア大陸側の地殻を押す力が増した事でもあり、例えば横ずれを継続している熊本エリアでも横ずれ断層境界面での側面から押す力が増大し、マグニチュードが大きくなったと言う事になります。
これは例えば指をガラスに接触させて動かした場合、ガラスを押す力が小さければよりスムーズに動くのに対し、押す力が強ければズッズッズッと言う感じで動きが止まる時と動く時の脈動のような感じになるのと同じです。
ですから横ずれがそれまでスムーズになりやすかった所が、スムーズでなく固着とそれとは反対の急激な動きの両極端になりやすい、と言う状況になっている事になります。
なのでこの考え方が実際に起きていたらと言う前提に過ぎませんが、えびの高原硫黄山かその近辺よりユーラシアプレート側では、これまで横ずれ境界面がスロースリップに近いスムーズなものから、固着とその反対の急な動きになる可能性がどちらかと言えば高くなっている、と言う可能性は否定出来ません。
ですが、以前にも記事で書いた通り、これが九州北部のM7以上の大地震を特定できるか?と言うとそこまでは絞り込めないのではないかと思っています。
熊本地方や周辺エリアも地殻の力のかかる方向や位置が従来と同じなら、既に横ずれ断層境界面はコブがやや滑らかになっている場所は多い(但し100%ではない)可能性は有るのですが、力のかかる位置や方向が変化した場合は従来のレベルでは油断できません。
去年4月の熊本地震の後の余震多発時に、阿蘇山の阿蘇山での地震計のRMS振幅は今のような波形ではなかったのです。
そして力のかかる位置と方向がいつまでも同じと言う事は有りません。
引用開始(一部抜粋)
http://www.jprime.jp/articles/-/9635
大地震を連続的中させた高橋教授から「5・13博多に警戒」とメールが届いた
週刊女性2017年5月23日号
《大隅半島沖の地震、桜島の噴火再開など、盛んに地震や火山の噴火が目立ち始めています。約50日前、福岡県博多近辺でM(マグニチュード)3~4の地震が頻発したのをご存じですか? 連休明け、特に5月13日前後に博多・北九州周辺で大規模地震が起きる可能性があります》
立命館大学・歴史都市防災研究所の高橋学教授からそんなメールが届いたのはGW(ゴールデンウイーク)中の4月30日だった。
(中略)
引用終了
この説についての筆者の見方ですが、結論から言うと「月日とマグニチュードの下限まで指定して予測するのは通常ならば考えられない」と思います。
ですが、「日本国内の殆どのエリアではいつ何処でM7以上の地震が発生してもおかしくはない」と言う筆者も同感できる観点からすると「上記の予測が100%外れている」とも言いけれない、と言った所です。
では九州北部についてですが、別の見方でやや気になる事は有ります。
それはVIVAの阿蘇山観測データで確認できる地震計のRMS振幅のグラフです。
引用開始(一部抜粋)
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_asos.html
引用終了(グラフは直接御覧ください)
以前に記事にしましたが、4月末に阿蘇山での地震計のRMS振幅の異常な上昇が有り、そのピーク時頃にえびの高原硫黄山での火山性活動の活発化と桜島噴火が有り、これを境に下降に転じました。
その後にほぼ通常の水準と波形に戻ったのですが、5月8日あたりから少しおかしな波形が毎日続いています。
下限は通常、或いはそれよりも小さいのですが、上限はかなり高いというようなややパルス状に近い波形です。
その後ですが熊本地震でやや活発化の傾向が見られています。
5/4と5/11にM4以上が久しぶりに発生しています。
これが何を示すのか?ですが、筆者はこう考えています。
えびの高原硫黄山かその近辺で4月末以前までは特にフィリピン海プレートに影響を受けるユーラシアプレート側の表面地殻の動きが活発ではなかったようです。
ところがどうもそれまでの固着が外れたのか或いはにフィリピン海プレートの動きが活発化したのかのいずれかで、えびの高原硫黄山の地下で西、或いは北西、或いは北北西への地殻の動きが活発化しそれがマグマ活動を活発化させて硫黄山の火山性活動を活発化させたと思えます。
真相が上記なのかどうかはわかりませんが、仮にそうだとするとそれは同時にえびの高原硫黄山よりユーラシア大陸側の地殻を押す力が増した事でもあり、例えば横ずれを継続している熊本エリアでも横ずれ断層境界面での側面から押す力が増大し、マグニチュードが大きくなったと言う事になります。
これは例えば指をガラスに接触させて動かした場合、ガラスを押す力が小さければよりスムーズに動くのに対し、押す力が強ければズッズッズッと言う感じで動きが止まる時と動く時の脈動のような感じになるのと同じです。
ですから横ずれがそれまでスムーズになりやすかった所が、スムーズでなく固着とそれとは反対の急激な動きの両極端になりやすい、と言う状況になっている事になります。
なのでこの考え方が実際に起きていたらと言う前提に過ぎませんが、えびの高原硫黄山かその近辺よりユーラシアプレート側では、これまで横ずれ境界面がスロースリップに近いスムーズなものから、固着とその反対の急な動きになる可能性がどちらかと言えば高くなっている、と言う可能性は否定出来ません。
ですが、以前にも記事で書いた通り、これが九州北部のM7以上の大地震を特定できるか?と言うとそこまでは絞り込めないのではないかと思っています。
熊本地方や周辺エリアも地殻の力のかかる方向や位置が従来と同じなら、既に横ずれ断層境界面はコブがやや滑らかになっている場所は多い(但し100%ではない)可能性は有るのですが、力のかかる位置や方向が変化した場合は従来のレベルでは油断できません。
去年4月の熊本地震の後の余震多発時に、阿蘇山の阿蘇山での地震計のRMS振幅は今のような波形ではなかったのです。
そして力のかかる位置と方向がいつまでも同じと言う事は有りません。