快気分析

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仕組みとアプローチ -  阿蘇山の地震計RMS振幅データのパターン変化について

2017-05-17 22:13:54 | 地震 津波
 5月12日の記事で書いた件ですが、その後も様子を見ている限り、どうも日中だけパルス状、或いは台形状に近いような山が現れる傾向のようです。

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_asos.html

引用終了(図は直接御覧ください)

 多少差は有りましが、大体9時前後あたりに急上昇してそのままフラットにり、15時前後あたりに下降して、上昇前の水準に戻るようなパターンに近いようです。
 これは日照が強くなる時間帯に対応しているようにも思えますが、定かでは有りません。
 仮に日照の影響を受けていたとすると、3つの仕組みが考えられると筆者は見ています。
 一つは日照で地表が直接振動しやすいケース。
 もう一つは日照で地表とその近辺の地殻が膨張し、横ずれしている地殻境界面を押す力が増すから振動も激しくなるというケース。
 そしてもう一つは上記の組み合わせ型です。
 太陽の引力と言う見方もできなくは有りませんが、それだと太陽の引力は月に比べて影響が小さいのと、今年5月7日から前にはこの傾向が見られなかったのに、急に5月8日から出現した事の説明がつかないように思えます。
 このような日中だけパルス状、或いは台形状に近い様な波形になるのは、以前にも確か有ったように思えます。
 現在ややこれに近い波形の例には、草津白根山が有ります。

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_kusa.html

引用終了

 仮に日照の影響が多少とも有ったとして、ならば安心なのか?と言うと何とも言えまえん。
 最初ののケースでは確かに横ずれする境界面での地殻を押す圧力とは関係無いのかも知れませんが、2番目や3番目のケースだとやはり要注意と言う事にもなるのかも知れず、判断は難しい所です。
 詳細をもっと調べて、例えば横ずれする境界面やその周囲での地殻振動や地殻変動がわかれば多少は要因特定の前進となるかどうか、と言う所でしょうか。