快気分析

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仕組みとアプローチ -  海水面上昇の原因 森林が減った分の水分移動

2018-02-01 13:24:42 | 地震 津波
 海水面上昇の原因については他にも多く有るのですが、わかりやすい一例で言えば「森林が減った分の水分移動」が有ります。
 「減った分の森林に蓄えられていた水分などたかが知れている」などとは考えない方が良いと思います。
 仮に直径30cm、高さ15mの木が1本あるとすると、そこに蓄えられている水分がどの位なのか、正確な事はわかりませんが、炭素以外の成分としての水分は無視できません。
 それが地球規模でとなると、その面積分の森林の水分が燃やされて大気に放出され、やがて雨となって海に供給されてしまっている場合、その体積はどれだけになるのか、と言う事です。
 仮に木材を利用して建築物を地表に造り、伐採した地域に新たに木々が育つようにすればそれだけ地表で水分が蓄えられる事になります。
 木材を使った建物などが耐用年数になりやがて焼却されるとしても、伐採された土地には新たに木々が育って水分や二酸化炭素を吸収しているので、カーボンニュートラルと言うだけでなく、「水分ニュートラル」にもなっていると筆者は考えています。
 加えて森林による太陽エネルギーの蓄積効果、つまりそれだけ地表や大気の冷却効果も合わさって陸地や大気空間から海へ供給される水の温度も幾分低下させる事ができ、それだけ海水の体積膨張が軽減されると思われます。