海洋の酸性化については一般に大気中の二酸化炭素が増加するのに従ってそれが海水に溶け込む量が増大する事によって起きる、とするのが定説なようです。
「海洋 酸性化」「海 酸性化」で検索すると大体その通りの検索結果が出て来ます。
確かに大気中の二酸化炭素増加による影響が大きいのは間違い無いのかも知れませんが、他の要因も少なくないと個人的には考えています。
それが何か?と言うとですが、まず挙げられるのが酸性雨や酸性雪。
以前から酸性雨や酸性雪については問題視されており、海洋の酸性化の話題になると何故かこの話が消えてしまう、と言うのは不可解だと思います。
これらは何も陸地にだけ降るのでは有りません。
海洋にだって降るし、仮に陸地に降ったとしても河川などに流れてやがて海へ流れて行く割合が多いはずです。
酸性雨や酸性雪が世界全体でどれだけの量が発生し、それらが海洋に降ったり流れ込むものの総量は?と言うデータを私は見た事がありません。
二酸化炭素は植物プランクトンなどが光合成に使って栄養分として取り込まれればその分減るケースも有るのですが、硫黄酸化物などは厄介だと思います。
「二酸化炭素だけが増えたなら植物プランクトンがそれを取り込んで増えるはずのところが、酸性雨、雪の硫黄酸化物などによる海水の酸性化で植物プランクトンが従来のように光合成できなくなって増えにくくなった」、そんなケースも少なくないと考えています。
そして火山活動の世界的な活発化で、(酸性である事が多い)火山灰の降灰、(酸性である事が多い)地下水(つまり一部は温泉)の地上や海底での噴出量増加とそれらが最終的に海に流れ込む事による海洋の酸性化、と言うのがもう一つ挙げられます。
これらの推定総量がどれだけ増えたのか?と言うデータも筆者は見た事が有りません。
単純に探しきれなかっただけなのでしょうか。
それともデータが存在しないのか?
少なくとも言える事は酸性雨、酸性雪も、酸性地下水も従来型植物プランクトンの光合成を妨げる事の方が多いと考えられるので、どうやって中和して行くのか?というのが課題だと思います。
農業にも使われるような石灰などのアルカリを薄めて撒いたからと言ったって、その量は膨大となるでしょうし、素直に植物プランクトンなどの量が回復するとは限りません。
それと海水の温度上昇とそれによる熱膨張ですが、海に注がれた太陽エネルギーが従来なら植物プランクトンにより光合成で、草木と同様に有機物と言う栄養としてのエネルギーに変換していたはずなのですが、その植物プランクトンによる光合成が減れば、注がれた太陽エネルギーは栄養となる有機物、或いはそれらを捕食する動物のタンパク質と言うように窒素などを含んだ細胞とはならずに、熱のまま海水に残ってしまっているのではないでしょうか。
「注がれた太陽エネルギーが以前より熱のまま海水に残ってしまっている」事も海水温度上昇の一因となっていると疑って良いのかも知れません。
このように「海洋酸性化や海水の温度上昇、海水面の上昇という一連の出来事は、単純な個々の話ではない」と筆者は考えています。
「海洋 酸性化」「海 酸性化」で検索すると大体その通りの検索結果が出て来ます。
確かに大気中の二酸化炭素増加による影響が大きいのは間違い無いのかも知れませんが、他の要因も少なくないと個人的には考えています。
それが何か?と言うとですが、まず挙げられるのが酸性雨や酸性雪。
以前から酸性雨や酸性雪については問題視されており、海洋の酸性化の話題になると何故かこの話が消えてしまう、と言うのは不可解だと思います。
これらは何も陸地にだけ降るのでは有りません。
海洋にだって降るし、仮に陸地に降ったとしても河川などに流れてやがて海へ流れて行く割合が多いはずです。
酸性雨や酸性雪が世界全体でどれだけの量が発生し、それらが海洋に降ったり流れ込むものの総量は?と言うデータを私は見た事がありません。
二酸化炭素は植物プランクトンなどが光合成に使って栄養分として取り込まれればその分減るケースも有るのですが、硫黄酸化物などは厄介だと思います。
「二酸化炭素だけが増えたなら植物プランクトンがそれを取り込んで増えるはずのところが、酸性雨、雪の硫黄酸化物などによる海水の酸性化で植物プランクトンが従来のように光合成できなくなって増えにくくなった」、そんなケースも少なくないと考えています。
そして火山活動の世界的な活発化で、(酸性である事が多い)火山灰の降灰、(酸性である事が多い)地下水(つまり一部は温泉)の地上や海底での噴出量増加とそれらが最終的に海に流れ込む事による海洋の酸性化、と言うのがもう一つ挙げられます。
これらの推定総量がどれだけ増えたのか?と言うデータも筆者は見た事が有りません。
単純に探しきれなかっただけなのでしょうか。
それともデータが存在しないのか?
少なくとも言える事は酸性雨、酸性雪も、酸性地下水も従来型植物プランクトンの光合成を妨げる事の方が多いと考えられるので、どうやって中和して行くのか?というのが課題だと思います。
農業にも使われるような石灰などのアルカリを薄めて撒いたからと言ったって、その量は膨大となるでしょうし、素直に植物プランクトンなどの量が回復するとは限りません。
それと海水の温度上昇とそれによる熱膨張ですが、海に注がれた太陽エネルギーが従来なら植物プランクトンにより光合成で、草木と同様に有機物と言う栄養としてのエネルギーに変換していたはずなのですが、その植物プランクトンによる光合成が減れば、注がれた太陽エネルギーは栄養となる有機物、或いはそれらを捕食する動物のタンパク質と言うように窒素などを含んだ細胞とはならずに、熱のまま海水に残ってしまっているのではないでしょうか。
「注がれた太陽エネルギーが以前より熱のまま海水に残ってしまっている」事も海水温度上昇の一因となっていると疑って良いのかも知れません。
このように「海洋酸性化や海水の温度上昇、海水面の上昇という一連の出来事は、単純な個々の話ではない」と筆者は考えています。