快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  スクリューの位置からわかる知床観光船「KAZU I」の特性

2022-05-04 18:24:13 | 豪雨 暴風
 知床観光船「KAZU I」ですが、ネットで画像検索するとスクリューの位置もほぼわかる画像も出て来ます。
 これから見ると喫水から深さ3mは無い様に見えます。
 この点からわかるのは「KAZU I」は3mの波には耐えられない。何故ならスクリューが海水面上に出て空転状態となる時間がかなり多くなる為、操船が出来なくなる、と言う事です。
 操船が出来なくなれば当然、波や風にうまく船の向きを制御する事ができなくなるのは当然です。
 舵についてもおそらく同様なのでしょう。
 元々瀬戸内海の連絡船として設計されていたらしいので、おそらくスクリューや舵もそこまで深くする必要が無かったのでしょう。

仕組みとアプローチ -  知床観光船「KAZU I」のエンジンは何故停止したのか

2022-05-04 10:26:03 | 豪雨 暴風
 知床観光船「KAZU I」が遭難する前に豊田船長から「エンジンが止まった」旨の連絡が有ったようです。
 では船のエンジンが止まった原因は一体何だったのか、となります。
 原因はいくつか考えられます。
 エンジン自体の故障。
 エンジン室やエンジン駆動の為の周辺機器に海水が入って機能が停止した。
 このあたりはおおよそ簡単に考えられるのですが、「KAZU I」の画像を見ていて個人的に原因となる可能性が少なくないと思えるのは、この船のエンジンが駆動する為の空気取り入れ口が特に吸気筒のように高くなっていない、と言う事です。
 もしかしてエンジンが駆動する為の空気取入れ口があまり高い位置には無かった為、当時3mとも言われている波によって吸気口が塞がれてしまったのかどうか?と言う点です。
 この「KAZU I」は元々、瀬戸内海で使われる連絡船だったらしいので、空気取り入れ口がかなり低かったのかどうか、です。
 実際にはどうだったのでしょう。
 そして一度エンジンが停止してしまうと、この船の構造だともう操船は困難になり、波で沈没しなくても当時の風の状況だと仮に岩礁や暗礁に衝突と言う事になります。

仕組みとアプローチ -  新型コロナウィルス感染防止対策と観光船の沈没防止対策

2022-05-04 09:54:25 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 知床半島沖で発生した観光船の沈没遭難事故ですが、仮にキャビンが密閉構造ならば沈没しないで済んだのではないか?と言う考え方も有るようです。
 実際にはキャビンに出入りするドアには僅かな隙間が有ったりするのでそこから少しずつ空気が外へ漏れてその分だけ海水がキャビン内に入って来る事が多いような気がします。
 それと見逃してはいけないのは、最近は新型コロナウィルス感染防止の為に換気をかなり優先してます。
 これってつまりは外気をキャビン内に取り入れて、キャビン内からはそれだけ排気をする、と言う事なわけで、つまりキャビン内は空気をわざと漏らすようにしているはずです。
 それで船体が沈没しそうになったらその外気取入れ口や排気口を密閉するようなシステムになっているのか?と言うとそれはかなりのコストになるわけで、そう言う事まではあまりやっていないケースが多いのではないのかどうか、です。
 個人的には全容を把握していないので実際にどうなのかはわかりません。
 そして仮に外気取入れ口や排気口を密閉できて、何とか沈没を免れたとしても乗員乗客の人数が多ければどう考えても酸欠のリスクが増すわけで、時間的には限界があるとは思います。
 ただ仮にキャビン内から空気が外へ出ないようにできればある程度の時間は沈没を免れる事もできるわけで、その前提で衛星電話などで救助を要請すればかなりは助かった可能性は否定できないかと思っています。