快気分析

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仕組みとアプローチ -  電力不足による停電リスクは簡単に解決できるのではないか

2022-06-13 23:54:58 | エネルギー
 この夏の電力不足なんですが、1日24時間ずっと電力不足と言う事はないようで、大体夏なら冷房負荷が多い11時頃から17時頃に電力消費が多く、地域の特性にもよりますが、一般に電力消費のピークは大体12時~15時のどこかあたりである事が多いようです。
 ならば電力ピークをシフトできればこの電力消費の多い時間帯での使用総量を減らす事ができ、それで電力不足による停電なども回避できるはずです。
 それではどうするのか?と言うと、この時間帯の電気はなるべく節電するように呼び掛ける、と言うのは当然ですが、実は最近の電力メーターはスマートメーターと言って、通信環境さえ整っていれば時間帯別の電力消費量のデータを収集できるようです。
 と言う事は、電力消費が多い時間帯、例えば11時~17時の間については電力料金を上げる事を予め設定、周知してしまえば、需要家の方で工夫して電気を使う時間を調整し、かなり解決できる事になるはずです。
 確かにスマートメーターが未だついていない世帯や、スマートメーターがついていても通信環境がまだ整っていないエリアとかの場合はこうした計測ができないのですが、それ以外の場合は時間毎の電力消費量がわかるわけで、ならばそう言う需要家だけに限定して料金設定をしておけば良いのではないでしょうか?
 例えば一般家庭が電気の需要家だとすると11時~17時の間は電力料金を1.5倍に上げ、それ以外の時間帯は電力料金を0.7倍に下げる、とかです。
 電力のピークシフトをしようにもできない需要家はいるかも知れませんが、一般家庭なら電気料金節約の意味も有っていくらでも対策できるかと思います。
 例えば掃除機や洗濯機、布団乾燥機、衣類乾燥機、電気を使う調理機器を11時~17時の間はなるべく使わないとか、冷蔵庫の開け閉めはなるべくこの時間帯はしない、とか、その他にも多々有ります。
 電力不足が「作られた危機」でないのなら、こうした取り組みが今後は進んでいくのではないでしょうか。


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