快気分析

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仕組みとアプローチ -  円安進行と資源高、食糧高で国富の流出が顕著 その対策は

2022-06-30 08:49:20 | 国富の獲得か流出か
  このところの円安で海外からの食糧、エネルギー、各種工業製品など殆ど全てが価格上昇しているわけですが、これって日本の「国富の流出」です。
 それで円安を利用して海外から稼ぐとしたら製品輸出や海外からの観光客によりインバウンド需要ですが、既に生産拠点は海外に多くが移転してしまっていて空洞化、インバウンド需要は新型コロナによる影響とウクライナ問題でロシア、中国などからの観光客はほぼ期待できないわけだけでなく、各国とも自国の国富を海外に流出させるような余裕が無くなっているわけです。
 そんなわけで「海外から稼げなくなった日本」が今どういう動きなのかと言うと、まず工場などの海外の生産拠点の日本への回帰です。
 ですが、これってそう簡単に短時間で国内回帰できるものではありませんよね。
 1年~数年かかるのが普通。
 そしてやっと生産拠点が国内回帰したと思ったら今度は円高にされたりするリスクだってあるわけです。
 だとすれば国内ですぐに自給できる食料やエネルギーや各種資源などをフル活用するのが最短コースかと思うのですがどうでしょう。
 お米をもっと食べるのが手っ取り早い方法の一つですが、その他では例えば石油、石炭、天然ガスが二酸化炭素排出の問題で好ましくない、と言うのなら杉などの放置林などを利用し建材として使えるものは使う、使えない部分は薪、木質ペレット、木炭や竹炭などの燃料として薪ストーブなどの専用ストーブやコンロ、或いは火力発電で利用するのも手軽に早くできる対策です。
 そして草木を伐採した後には自然と雑草や雑木が生えてくるのですから二酸化炭素吸収でカーボンニュートラルと言う再生可能エネルギーとなります。
 これだけでどれだけ激高となった海外からの輸入を少なくできるでしょうか。
 放置林等のフル利用はこれだけに限りません。
 津波や洪水などの水害リスクの高いエリアの住宅などは水害リスクの低い高台などの放置林などを伐採した後に造成して住宅エリアにする事でより安心な居住地域への移転となるわけです。
 更に放置林などには地面に多くの落葉などが有り、これには肥料となる成分も多く、肥料価格上昇の今では貴重な堆肥にしやすいはずなのです。
 耕作放棄地なども再利用するのは可能ですが、そう簡単に再生はできないケースも多いようです。
 それでもお米はもとより小麦などもより自給できるようになるのは安全保障の面で好ましいでしょう。
 一方で放置林等なら既に繁殖しているので後は伐採し、必要なら例えば花粉の出ない杉とか、或いは薪とかにも利用しやすい樹木を植林して今後に備えると言う手法は当然有効です。
 今後、放置林等の利用がどうなるか、次第で円安や資源高、食糧高への対策が円滑に行っているかどうかがある程度わかるかと思っています。


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