WEST ENTRY(ルーシー)という題の色鉛筆作品。
朝から「今日から、新しい自分になった。今までと違う」と言う。「俺も年取っちゃたなぁー」「ついに老人か・・・」とよく喋る。老人か?と改めて思うところがヒロクニさんらしい。今日は高校1年生の絵の生徒さんが来ていたので、その彼女にも「俺も年取っちゃたなぁー、○○ちゃん」とやっている。それから、服をあれこれ着ては「どう?」と聞きにくる。帽子をかぶってみたり、靴を履き替えたりと忙しそうだ。「この靴おかしくない?」と意見を聞きたがる。シャツがカラフルなストライプだったので「革靴の方がいい」と言っておいた。素直に履き替え、「じゃあ、ちょっと行ってくるね」と何処かへ行ってしまった。
その日は、すでに天上画を描いたイタリアンブティック&カフェ「ファータ」へ行ってビールを飲んで、おしゃべりをしてきている。女性客にもなじみが出来て、「○○さんに会った」とご機嫌がすこぶるいい。春の空気とともに、人間がすっかり変わってしまったようで、眉間に皺もなくニコニコ顔なのだ。
大阪に行っていたらしく、こう言う。「阪急で、お土産にニューヨークのケーキを買おうと思ったのだけど、凄く並んでいてね、買うのはやめたの。だけど、昔は並んでいるものは毛嫌いしていたけど、これからは、並んでいる商品はきっといいのだと思うね」と言う。本当に人間が変化している。いつもは、アマノジャクで、なにから何まで抵抗する精神の持ち主が、抵抗がするりとなく素直な人に・・・。
もともと、気分屋さんなのは知っているが180°というのは珍しく驚いています・・・・・。いつもは言うコトが、90°傾き、次に90°傾き、時行きつ戻りつで話が解りにくくなるのに、今日は直線コース。反抗する青春が終わったヒロクニさんは、精神的に青年なのか?確かに、生まれ変わっています。出来てくる作品には、どういう影響があるのか?じっくり観察させてもらおう。
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