それが、ふと
気になったりもする
影は、光の効果
そんな感じか
でも、影は
おまえの影で
おまえじゃないけど
おまえに付き纏う
邪魔とは、思わないけどね
おまえじゃないけど
おまえの影だから
かと言って
特段、親しみもない
おまえじゃないから
付き纏いながら
あちこち、這いながら
必ず、付いて来る
もちろん、暗ければ
淡くて、薄い
夜目も効かない
そんな暗闇なら
そんな時には
おまえの影は
いないみたいだ
でも、居るんだよね
本当は、知ってる
暗闇にも、光はあって
ただ、おまえの夜目が
効かないだけなんだよな
だから、影は
おまえが、知らないだけ
そっと、付き纏っている
いや、でも違うな
影は、おまえの身体の影
この思う"おまえ"の
影じゃないよね
だから、余計かな
影が、なんだか遠い
でも、“おまえ"の影って
なんでないのかな
"おまえ"は、こうして
光の下にいて
光を感じている
それなのに、影が…
いやいや、違う
おまえは、光を
身体の目は、光を
感じていると
"おまえ"は、思う
それだけだな
おまえの身体は
光の中に、必ずいて
光のない闇には
いたことがない
真の闇を知らない
"おまえ"も、多分
真の闇を知らない
でも、なんとなく
影のない"おまえ"は
光のまったくない
真の闇に佇む
そうなのかも、知れないな…