見出し画像

日記、日々の想い 

そうか、この県知事選は…

 首都圏の我が県の、知事選挙は、無事終わった。何故、無事かと言うと、自分が投票した方が、当選したことか、まず大きい。
 新知事は、自分の息子より少し年上の若い方だが、政令指定都市での行政経験も豊富で、安心感を感じられた。自分は支持していない最大野党の支持を受けているとは言え、それなりの現実主義者のように、思えた。自分より年上の、色褪せた剣道の青春の巨匠知事からの代替わりには、世代も変わった方が良いと思った。自分が、本来、消極的に支持する保守政権党の体たらくにも、うんざりしていた。だから、その支持候補者も、若くて活力のありそうな方だったが、今回は、またの機会とさせて頂いた。
 サイレントマジョリティ、同調性圧力消極的受忍者の自分には、他に、選択肢の無い候補者だった。政権党に、お灸を据えるには、他にいないと。何しろ、反共の自分には、その系統の候補者の選択肢は、無い。他は。えっ、8人も、出てるの⁉︎しかし、どれも、これも… 勘弁してよ!
 で、実は、投票日は、別に暇なのだが、期日前投票の初日の朝方に、いきなり権利を行使して、義務を果たしてきた。いつも、候補者選びは、直ぐに、悩まず、決断出来るから。それと、投票日は、ちょっと混み合って、人見知り人間の自分には、心地良くない。
 それで、その後は、選挙広報も読まないし、政見放送も、見なかった。随分といい加減に、投票しているんだなと思われてしまうだろうが、自分なりには、事前に精査していた。主要候補の二人の新聞折り込み広告は、数回、出回っていて、それぞれに、しっかりと読み込んだ。不満は、どちらも、特に感じなかったが、政令指定都市での行政経験と、政権党に、一度拒否の意思表示を示す、その2点で決めた。
 後は、行使しちゃったから、もう取り返しはつかない。関心は、すっかり失っていた。主要3候補以外の5人も、ちらっとは見たが、ああ、最近は、色々。時代は、変わった、と。そう、思っただけ。
 しかし、今朝のテレビを見ていたら、結構な騒ぎに、なっていたらしい。巷間、泡沫候補と揶揄されてしまうような方々のことで、県選管に、苦情が殺到していたと言う。まあ、そんなこと言われても、選管は、規定に則って、受理しているだけだから、仕方がない。良い迷惑には、違いない。
 確かに、同調性圧力的な、善良な一般市民からすれば、腹立たしいことだったに違いない。しかし、彼らが、皆、1万票以上の票を集めたことも事実。合計すると、約8万票。概算すると、25人に1人は、そんな候補者たちに投票する人たちがいると言うことだ。
 今回の選挙は、現職が引退して、立候補者が、8人も乱立した。だから、前回より、選挙は、盛り上がったとも言える。15%も、投票率が、上がった。ただ、それでも、有権者の5割すら、大幅に下回った。
 とても、これでは、当選者も、県民に支持されたと、言えないのかも知れない。むしろ、善良な市民に嫌われたユニークな候補者の皆さんが、選挙を、活性化してくれたとも言える。
 自分は、被同調性圧力受忍人間を、止めることは、出来ない。しかし、社会の価値観も多様化して、外国人も、どんどん増えて来たこの現代で、同調性馴れ合い政治、行政では、社会は、もう回らなくなりつつあるように、思えた。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ニュース」カテゴリーもっと見る