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日記、日々の想い 

ひ弱な人見知りが、番長と

小学校低学年の時は
クラスには、ボスがいた
悪ガキ仲間から
特に嫌われていた
性格が悪かったのかな
地域一の進学校に行ったから
それなりの大学
それなりの会社
それなりの役職
あんな奴だったら
パワハラ、モラハラ、セクハラ
なんでもありの
ろくでもない人生を
送ったと想像する
もちろん、付き合いは全くない
ただ、環境に
馴染めないおまえと
友だちになってくれた
クラス一の優等生を
虐めていたから
怒りを溜めて、溜めて
休み時間に、取り巻きと騒ぐ
そいつに、怒りが沸点
不意に体当たりした
何故だか、分からない
クラス一の大柄で
悪ガキの手下を引き連れた
そんな奴に
いきなりの体当たり
袋叩きにならなかったのが
後々考えれば
ただ、不思議で冷や汗
でも、高学年になってからと
中三の時と
その時のクラスのボスと
一番、親しくなった
そんな時期があった
小学生の時の友だちは
後にS南地域の総番になり
やがて、県下を仕切る
くみの幹部になったらしい
40代で、交通事故で
亡くなったとかあさんに聞いた
実家にも遊びに来たから
かあさんは気に掛けていた
中三の時のボスは
総番とは、違う一匹狼タイプ
人見知りだったかも知れない
ただ、柔道部主将で
子どもの頃には
早生まれの総番を
虐めていたと言う恐ろしさ
高校時代には
県西の中核都市の駅前で
絡んで来たちんぴらを
数人瞬殺した武勇伝を聞いた
ふたりとは、おまえは
完全に対等では
なかったと思う
やはり、暴力の恐怖で
おまえは、常に受動的
遠慮する関係だった
ただ、かと言って
子分や手下ではない
ふたりだけで
何時間でも、話し込む
色んな事、ありとあらゆる事
親友と言えるような
そんな特別な関係ではあった
なんで、そうだったのか
よく分からないけど
ふたりとも、根っこはひとり
おまえも、ひとり
お互いに、ちょっと歪んで
サイコ同士だったとか
ひとり同士で
話し込んでいる時は
お互いに、ひとりじゃない
そうなれた
そんな関係だったのかな…

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