子どもの頃でも
会社員時代でも
あたまを、回さなきゃって
そんなことがある
おまえは、よく
授業中でも
ぼうっとしているから
先生が気づいちゃうらしい
先生って、たいがい
底意地悪いよね
おまえを当てる
答えてみなさいと言う
ぼうっとが、呆然
ちゃんとしなさい
そう怒られる
でも、急にそんなになって
必死で、あたまを
回そうとすると
ますます、回んないんだよね
おとなになっても
ぼけっとは、していたけど
仕事中には
あんまり、出来ない
たまに、してたけど
許して貰えないから
必死で、覚醒
それでも、もっと
それやれ、あれやれ
出来ないなら
もっと、あたまを回せとなる
そう言われると
かえって、回らなくなる
さっぱり、回ってくれない
それどころか、あれどころか
これも出来ないくらい
あたまが、回らなくて
何にも出来ない
結構、そんなだった
痛い、おまえ
今は、誰からも
何にも、言われないから
そんなこともない
そうして、ふと
首を回している
頭をすっきりさせたい
頭を回している
すっきり
そうか、今頃になって
やっと、分かった
あたまを回すんじゃ無くて
頭を回せば良かったのか…