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日記、日々の想い 

畳の生活が…

ものごころついてから
普通畳だった
畳の部屋に
布団を敷いて、寝かされて
布団を敷いて、寝るようになり
夜は必ず、畳の部屋
布団を敷いて、寝た
でも、いつの頃からか
昼間は、或いは宵の口は
畳にそのまま
ごろんと寝た
いぐさが、ごわごわ
硬くて、痛いけど
意外と気持ち良い
畳の香りに包まれる
なんだか、落ち着いていた
ただ、いつの頃か
ベッドに憧れた
アメリカのホームドラマ
みんな、ベッドに寝ている
リビングでは、ソファにごろんっ
ただ、あの生活は
アメリカが、進んだ世界で
だから、普通に出来る
遅れて、貧乏なこの国では
畳で寝るしかないのだと言う
もちろん、一握りのお金持ちは
ベッドで寝て
ソファで、ごろりらしい
ベッドで寝たいな
やがて、思春期になると
もっと、ベッドで寝たい
にいさんは、ベッドだ
差別だよな
ただ、この国も
少しずつ進んだ
ベッドを買って貰った
ベッドで寝た
少し、腰掛けてから
ベッドに潜る
これが、進んだ文化だな
そんな風だったけど
だったのに、いつしか
畳に布団を敷いていた
なんでだろうな
文化に進歩❓
進歩って、なんだ❓
だいたい、ベッドが進歩か❓
戦争に負けただけだろう❓
文化は親しむものだろう
変われば、進歩じゃない
落ち着かない、進歩は要らない
そんな風に
理屈を捏ねた訳じゃないけど
そんな風には
漠然と考えていたと思う
畳に布団を敷いて寝る
日当たりの良い窓際
畳に、ごろんっ❣️
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