最初から
凄く、惹きつけれた
いっぱい
自画像を描いている
そのことも、気になった
特に、晩年が気になり
自分の内側を、のぞき込む
そんな画家の視線を感じて
おまえ自身と
重ね合わせていた
そんな気が、していた
でも、こうして
改めて、見直すと
そうでも無いな,と
思い直している
例えは、この絵
苦味を感じていて
ただ、その苦みを
感じている自分を
他所から見ている
俯瞰と迄は、言わないけど
ちょっと突き放している
そんな視線を感じる
苦味を感じている自身と
重ならない自身と
苦味は、もちろん
感じていないはずはない
でも、感じながら
その身体で
他所から見ている
苦味を噛み締めながら
その苦い自分を
他所から、覗くような
そんな風な視線だ
そんな視線は
多分、おまえは
おまえ自身にも
感じていて
例えば、今
こうして、寝そべっている
脚が痺れているけど
その感覚、痛み
それを、感じながら
おまえは、他所から
おまえを、覗いている
その感覚だな
なんか、同じだな
なんか、生意気だけど
そんな感じが
したんだろうな…