子どもの頃の自分は
結構、優柔不断だった
根っこは、臆病
生来の、性格だ
良く言えば
繊細と、言えなくもない
でも、そんな
綺麗事な言葉で
飾っても
臆病は、臆病
幼い自分は
そのせいで
侮りの対象に
なってしまったかも知れない
でも、変えられないものは
やっぱり、変えられない
だがら、その臆病が
更に、拗れて行く
正面から見て
怖くなくても
裏から見れば、どうだ❓
いや、裏返せば
どうなんだろう、と
いやいや、違う
脇からも、確認だ
いや、やっぱり
上から、俯瞰
いや、更に
下から、舐め上げる
じゃあ、決まった、と。
…それでも、とはならない
もう、すっかり
時間が、経ってしまった
また、前から
正面から、確認だ
そんな感じで
決められなくて
キリがなかった
ことも、たまにはあったか…
でも、大抵
そんな事じゃない
決めきれないと
分かっているから
あれこれも、みんな
取り敢えず、ぶん投げておく
そうすれば、悩むこともない
だからと言って、もちろん
どうにも、ならないけど
どうにも、ならなくても
自分には、関係なく
どうにか、なっていて
それは、もちろん
自分にとって
どうにかなることとか
そんなことじゃない
でも、どうにかなっていれば
自分も、あり得ない立場とか
そんなことでも、あるけど
それなりに、なっている
でも、その立場が
もちろん、自分に
辛過ぎこともある
だから、自分は
ある時から
たいして考えないまま
ただ、取り敢えず
その場凌ぎだけはする
結局は、軽薄に
大した考えもなく
何とか、その場を
決め切って
生き抜いてきた
もう、どうせ
あれこれ、考えても
仕方がないとも
ある頃からは
考えるように
なったような気もする
だから、何でも
とことん、考えないと
不安で、いられなかった自分が
こうして、今…
そうだな
今、自分は
こうして、ここに
いるのだろう
