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日記、日々の想い 

終わりがある幸せ

死が、恐ろしかった
病気の子ともの病床
寝付けないまま
うなされていた
おじさんだったものの
その無惨な実相
いのちが消えると
おまえは、ただ
骸と言うものになる
ただのもの
そう言うことらしい
あの霊安所の闇の中に
おじさんはいなかった
ただ、骸と言うもの
唯物論を
刷り込まれていた
いや、唯物論そのもの
おまえの意識は
唯物論が成り立ち
だから、この骸になると
意識は消える
おまえと言う意識
それが、失われる
うなされていたおまえ
高熱が、喉を灼き
意識が消える恐怖が
おまえの背中を灼いた
そして、ふと
思う事があった
消えるなんて嫌だ
永遠のいのち
夢見ていた
夢見ながら
眠りにつけない
うなされたままに
いのちの永遠
その安息の無さ
いや、毎日睡眠はあるか
きっと、身体が
もっと良くなればね
そして、明日目覚める
少し、寝ただけで
また、目覚める❓
それが、永遠に⁉️
不意に、気付かされた
気の遠くなる恐怖
終わりのない恐怖
終わりのある幸せ
眠りにつく幸せ
それが、永遠でも
終わりがある幸せ
一日が終わり
一年が終わり
一生が終わる
終えられる幸せ…
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