見出し画像

日記、日々の想い 

いぬのいのちは、寂しい

しろが、我が家に来た時
昔捨てたこいぬのことを思って
大切に、したいなと思った
家族みんなで、わいがやだから
しろは、大切にされる
そうは、決まってたけど
でも、あのこいぬを捨てた
おまえが、そうだったみたいに
ひとの社会では
いぬのいのちは
凄く、粗末にされる
おまえが、粗末にした
そんな風にね
だから、しろのいのちは
きっと、ひとの世の中では
凄く、いたいけだと思った
おまえは、正直
どんないのちも
おんなじだとは、思えなくて
そんな程度の人間
でも、凄く不安そうだけど
ぺろぺろは、してくれる
しろは、しろのいのちは
おまえのいのちと
おんなじに、思えた
しろは、知らない家に来て
凄く、怖いんだろうな
それは、分かった
でも、こうして
なんとか、馴染もうとしている
捨てた、あのこいぬ
或いは、幼い頃のおまえ
その不安、怯え
必死な気持ちは
まるで、おまえで
このいのちは
どうしても、守ると
そんな風に思えた
…でも、そうだな
いぬいのちは、短い
いくら守っても
おまえと、同じ時間は
生きられない
それは、分かっていた
目の前で、はしゃぐこいぬ
そんなことは、あり得ないけど
いや、そう思えるけど
いぬ、いのちは短い
おまえより、ずっと短い
こいぬのしろ
じゃれているしろ
そんなことを思う筈がない
でも、こころの澱
いぬのいのちは、短い…
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日々のうた」カテゴリーもっと見る