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日記、日々の想い 

ダイエットの歴史

 自分は、子どもの頃、悪性の扁桃腺炎があって、虚弱体質で、がりがりに痩せていた。小学生時代には、もやしなどと言うあだ名を付けられて、情けない思いをした。
 扁桃腺の癒着があり、幼くては危険があると言われた除去手術を、高学年になって受けることが出来た。それからは、身体は、だいぶん丈夫になることが出来た。ただ、身長も、かなり伸びたので、痩せ型のままだった。
 学生時代に、危険なアルバイトをして、労災事故で、脚の下腿に、開放性骨折の大怪我を、負ってしまった。骨の接合に手間取り、入院6か月で、全治10か月。入院中は、旧海軍病院の栄養バランスは取れているのだろうが、質素で、規則正しい食事で、更に贅肉が削がれた。この時点で、身長175cmで、体重58kg。人間は、21才の時が、基礎体重で、それから増える分は、全て贅肉だと言う話がある。その頃の自分が、だいたいその年齢だったので、その体型、体重が、自分の本来の体型、体重だったのだろう。  
 その後は、迷走気味の人生だったが、結婚をし、社会人としても落ち着き、子どもも出来た。ただ、長く勤めた仕事が、アパレル系のルート営業で、付き合いもあり、時間も不規則な、成人病の予備軍育成に、最適な環境だった。多分、生来の体質も、内臓脂肪が、付き易かったのだろう。あっと言う間に、70kgを超え、80kgを超えた。成人病年齢になると、90kgに、近づく。バブル崩壊後の会社の経営不振から、希望退職の募集となり、自分も、それに応じて、退職したのだが。その頃の体重は、90kgを、超えていた。何と、20代前半の基礎体重からすると、30kg以上も、増加してしまっていた。
 若い頃の右脚下腿の大怪我は、動きでは、克服出来ていた。跳んだり、走ったりも、怪我以前とそれ程変わらなかったと思う。しかし、患部や患部に近い踝関節などに、痛みが残ってしまった。我慢出来る程度だったが、肥満が進むにつれて、痛みも、酷くなっていった。退職直前の頃には、数100m歩くと、それ以上は、踝関節の痛みと、息切れで、立ち止まるしかない有様になってしまった。
 それで、退職後の丸一年に近い休業補償期間を、願ってもない好機ととして、自己流で、ダイエットをしてみた。多少は、信頼度の高そうな手引き書で、知識を得たが。とにかく、ひたすら、歩く。室内での体操、腹筋、上体逸らしなど腹囲を削る運動も徹底して。食事も、内容も改善したが、規則正しい3食と、間食をしないこと。休業初日から、いきなり始めて、ジョギングになり、サイクリングも、加えた。最初の月から、毎月6kg超ずつ減らして、4か月後には、いわゆる理想体重の66kg、25kgも減量出来た。さすがに、そこからは、ペースは、鈍ったが、7か月後には、63kgと、28kgの減量に成功した。さすがに、大怪我の退院後の58kgには、届かなかったが、その時の入院前と同じ体重になった。腹筋も割れて、中年男には、驚異的な成果だったと、未だに自賛的に、思い返している。
 しかし、再就職先が、結局、接客系の残業も多い、ルート営業と近い質の仕事で、分かってはいても、結局不摂生。80kgまで、増量。色々とうんざりして、一年でやめてしまった。また、今度は、3ヶ月の短い補償利用の休業。皆さんの血と汗の結晶の雇用保険を、とことん、利用させて頂いた。また、ダイエットに、挑戦。ただ、持病となる膝の痛みも出てきたので、慎重に、歩きに徹した。この減量は、4kgだった。76kgだ。
 その後は、人生再び迷走したが、第二の長く勤める職場に落ち着いた。接客系だが、立ち仕事。だから、以前のような酷いリバウンドは起きなかったが、じわじわと増量。元が、既に、76kgあったから、長年の勤めで、結局、最高81kg迄リバウンドしてしまった。
 そこから、膝痛の悪化で、手術を決断。その時点で、79kg。手術、退院後、歩行の回復が、昔の大怪我の後遺症らしい踝関節の痺れも出て、思い通りにならない。そこで、室内自転車での、脚に負担の少ない筋力強化に取り組んだ。これが、副次的効果で、3度目のダイエットのように、なってしまった。何か、人生半分、ダイエットみたいだが。自分のような本来は、痩せ型体質の人間が、太る場合は、内臓脂肪による肥満と言うことになる。この肥満は、皮下脂肪の肥満と比べると簡単に減量出来るが、簡単にリバウンドする。とにかく、昨年の秋口から始めた室内自転車による減量は、7kg。72kgになった。身長も、歳とともに縮んで、172cmだが。まあ、身長マイナス100だから、今の高齢者年齢では、まあまあか。腹も、すっかり凹んだ。最初の驚異的な減量とは、比べるべくも無いが、2度目には、勝っている。もう、年金生活で、不摂生な生活は、していない。今回は、リバウンドしないような気がする。いや、何とか、したく無いと思っている。
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