どうしようもない
結んでは、弾ける
それは、おまえの感覚
そのおまえの感覚は
おまえ自身を
そうは感じでいない
結ばれた時は、知らない
でも、まだ弾けていなくて
ここまで、来てみると
振り返って見れば
溜め息が出る
うんざりが、いっぱい
たまに、楽しいとか
気持ち良いとか
嬉しいもあったけど
どうしようもない
うんざり
痛くて、鬱陶しくて
痒いもある
それも、手が届かない
うんざりだったな
もっと、どうにでも
出来た気もする
いや、どうにもならなかった
そんな気もする
今のおまえ
そろそろ、弾けるのかな
いや、なかなか
ちっとも、弾けない
どうにも、弾けない
うずくまっている、おまえ
泡じゃないな
あんなキラキラして
一瞬で結ばれて
キラキラ、輝いて
一瞬で弾ける
そんなもんじゃない
ずっしり、ぐちゃぐちゃ
重くて、怠い
それが、おまえ
何処かの尺度では
おまえは、泡でも
おまえのおまえは
全然、泡じゃない
ぐっちょり、べたべた
そうだな
おまえが生まれたのは
病気
いのちは、病気
病気として、生きて
生きて、生きて
どんより、鈍色
それが、そうだな
たまに、輝く
たまの健康、幸せ
鈍くても、輝く
病気のいのち
そのおまえだから
健康、しあわせ
その輝きを求めて
今でも、こうして
病気を生きる