吠えていた
しろひとりの時
若い頃は
家では、強気だった
外では、ひとを盾にしたけど
やがて、ふたりになって
ふたりで吠えた
ちびが吠え始めて
やがて、しろが吠える
そんな感じ
まあ、近所迷惑❓
ところがしろが
あの世へ行くと
あっ、我が家の場合は
虹の橋は、無理
行いが悪いから
多分、地獄❓
しろいわんこが
血の海って
コントラスト、なかなか👍
それは、ともかく
寂しく、残されないちび
だって、寂しくはない
まったりはしていた
ただ、吠えなくなった
そこで、気づいた訳だ
ちびは、しろに吠えていた
他人に、他犬にも
吠えないのに
しろにだけだ
ほら、仕事しなさいよっと
ひとりになると
しろの番が、仕事だったから
もう、仕事はないらしい
従って、彼女の半生は
まるまるご隠居様
最期迄、ちびに吠え立てられ
番犬をさせられていた
しろとは、随分な違い
一日中、すやすや
起きるとごはんとおやつ
おばさんとグルーミング
おとうさんか
おにいちゃんと散歩
後は、おどうさんの
草むしりの邪魔
こっちが諦めて
濡れ縁に座ると
隣りに乗って来て
お腹や腋を掻けと言う
う〜んっ
捨てられたこいぬで
拾われた家では
腹黒い先住犬に
少しの間、いじめられたけど
百倍返しして
後は、伸び伸び
隣りのビーグルのかんちゃんとも
いつもぶちゅ💋
あれが。多分
しあわせと言うものか…