でも、踝周辺に痺れが出て、なかなか思うように、歩けるようになりませんでした。それで、リハビリの手法を、あれこれと、考えました。行き着いたのが、室内自転車によるトレーニングだったのです。
右膝関節症や、痺れの原因になったと思われる古傷は、大昔の右下腿の開放性骨折です。砕け折れた下腿骨は、なかなか、接合してくれませんでした。入院半年、完治迄１０か月を要しました。ただ、何とか、切断だけは免れて、飛んだり走ったりも、出来るようになっていました。
ただ、応急手術しか出来なかったので、尺骨が、曲がって接合されてしまいました。踝関節も、曲がりが悪くなりました。では、ありましたけどね。その部分には、それなりの痛みが、残ってしまいました。
更に、その後、長い年月の間に、身体のバランスを崩しながら、あちこちに、問題を、抱えさせてしまっていたようでしだ。具体的には、悪い右脚の膝関節への負担、背骨の湾曲などです。そこへ、会社員時代の暴飲暴食による肥満が重なってしまいました。すべてが、悪化するばかりでした。
半引きこもりの思春期を過ごしてしまった自分でしたが、大怪我の長期の入院生活が、ある意味契機になり、社会との関わりを、取り戻そうとするように、なりました。復学して、恋人を得て、最低限の成績でしたが、学士号も得ました。
一応、それらが、踏み台には、なりました。恋人が妻になり、妻の助けも得て、長く勤める会社に就職しました。社会不適合者の本質を抱えながらも、妻と家庭の存在に叱咤されて、何とか会社員を続けました。
その家庭で、公団の僅か１ＤＫのアパートから、マンション、一戸建て、子ども二人、愛犬二匹と、それなりの生活をするように、なっていきました。ど田舎でしたから、つばめも、毎年、巣を作ってくれます。
しかし、バブルが崩壊しました。失われた２０年になっていきます。自分の勤めたアパレル商社は、百貨店を、主要取引先としていました。構造不況業種、業界です。多くの取引先や、同業他社と同様、どんどん会社の存立基盤は、地盤沈下していきました。そして、ついにリストラとなってしまいました。
終身雇用の時代が、終わろうとしていました。バブル崩壊から、失われた２０年で起きた、決定的な社会変容です。そこで、社会不適合を自覚しながらも、家族への義務感だけで、会社員生活を送っていた自分です。希望退職の募集に、一も二もなく、飛びついたのです。とにかく、永遠に続くか思っていた会社員生活は、一旦、リセットされました。
会社が、傾いた。有利な条件で、早期退職出来る。となれば、家族や親族に対する、好都合な言い訳に、なりますからね。会社は、希望退職の応募者が多過ぎて、希望退職者たちに、有給休暇を与えていては、たち行かなくなりました。情け無い話です。なので、退職日迄、取り残される後任者への仕事の引き継ぎの為に、必死の残業を重ねる羽目になりました。
その代わり、有休は、全部買い取りとなりました。もちろん、早期退職金もありますし、失業保険もあります。失業保険の最終給付迄、１１か月間は、人生をリセットする、準備期間にすることにしました。
何をやろうかな、と。会社員生活にどっぷり浸かっていて、趣味も持たなかった自分には、思い浮かびません。じゃあ、せめて、悩んでいた事を解消しようと、考えました。暴飲暴食の果ての極度の肥満、その為の、大怪我の後遺症の脚の痛みの悪化です。あまり、長く歩けなくなっていました。
ダイエット、一択と思いました。就業中から、それなりに、方法を、調べました。ごく、オーソドックスに、考えました。ウォーキング。まず、しっかりと、歩けるようになりたい。加えて、室内で、体操、ストレッチなど。身体の錆を、落とさなければ、なりません。それと、規則正しく、でも適量の、しっかりした食事を、しようと思いました。
不思議な事に、辞めた翌日から、気分が乗って、いきなり始められました。規則正しく適度な栄養の食事と、様々な室内運動。でも何より、ウォーキングでした。やがて、サイクリングも、合わせて。そこ迄は、良かったのですが。走れるようになっていました。それで、欲を出してしまったんです。
ウォーキングを、ジョギングにしてしまいました。結果は、奇跡的なダイエット。調子に乗って、言わしてもらいますが。でも、その事が、後々、尾を引いたようです。なにしろ、脚に最悪の負荷を掛ける舗装道路を、走っていたのですから。その時、既に、少し右膝痛を感じるようには、なっていたと思います。
to be continued
やっと、雨も、上がってきましたかね。当地も。大変な雨でした。ただ、故郷の街の、子どもの頃一番身近だった川が、氾濫した事に、驚かされました。実家のある下流域だけではなく、上流域も、良く自転車で、走り回った場所でした。
でも、一番大変だったのは、熱海でしたね。熱海も、故郷の隣県ではありますが、馴染みはある街で、宿泊したこともありますし、驚かされました。まあ、正直、山を背負った街ですから、あり得た恐怖とは、感じますが。亡くなった方が、いらっしゃったのは、残念ですが、行く不明者は、殆ど、救出はされているようです。ご無事を、お祈りしたいと思います。
当地の最低気温は、空港観測値で、１９.１℃でした。特に、低くは、ありませんでした。でも、ここ数日の傾向で、その後、気温が、まったく上がりません。特に、今日は、肌寒さ、さえ感じます。
昨日は、今の、my favorite、大谷選手と、藤井二冠の活躍を、ＢＳやネットで、楽しませて貰いました。ただ、大谷選手は、予想された事とは言え、まともに勝負して貰えなくなりましね。まあ、オールスターゲーム明けに、同僚のＭＬＢ最強打者のトラウト選手が復帰するようなので、そこが期待ですね。エンゼルスも、二人揃えば、投手はともかく、打線は、最強ですね。
