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日記、日々の想い 

少年と、ヨセフと

少年は、神の子だと言う
少年は、闇に
蝋燭を、かざす
それは、俗世の
父とするヨゼフの
仕事の手元を
照らしているのだ
でも、蝋燭の炎は
神の火、神の光となり
まず、少年の無垢
その表情を、照らす
そして、やがて
奇跡を、もたらす
その掌に、光り輝く
少年の掌は、光に
まるで、透き通るようだ
いや、少年の掌は
それ自体が
光と、昇華するのだろう
ヨセフは、暗い時代の
暗い夜、暗がりで
どんな手仕事を
しているのだろか
でも、その視線は
きっと、暗がりに
微かに、浮かび上がる
自らの、手元へと
確かに、注がれていて
そのひたむきも
少年のかざす
蝋燭の炎は
柔らかく、仄かに
照らし出す
イエスと、ヨセフ
神の子と、かりそめの父
でも、その暗闇に浮かぶ
ふたりの姿には
導く、神の子
ひたすらに打ち込む、ヨセフ
炎は、頼り無げに
揺らめいているけど
ほんの少し暖かい
温もりが、ある



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