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日記、日々の想い 

確かに、二度と海辺には…

生まれたのは
海辺ではない
街中だったけど
学齢前に
一家は、海辺の街に
引っ越した
まだ、街とも
言えなかったけどね
目の前が、海な訳じゃない
だけど、街は湾のど真ん中
広い沖積平野
だから、高台の実家からは
海が、遥かに見下ろせた
彼方、防砂林の先
大海原が、輝いていた
湾だけど、開けている
その先は、太平洋
まだ住宅もまばらだったから
遮るものが無い
しっかりと、目を凝らすと
島影の蜃気楼❓
違う、大島だな❗️
うっすら、見えたかも知れない
いや、思い込みだったかも
ただ、海の眺めは
普通に当たり前だった
でも、結婚して
実家を出てからは
三度転居したけど
二度と海辺に
住む事は、無かった
当たり前だった景色が
目の前から、消えると
寂しかった
凄く、寂しかった
海が、それも太平洋が
当たり前だったのに
高校は、もっと海辺で
松原を、見下ろせたのに
一生、二度と
海辺には、戻らなかった
情けなかったかも知れない
海辺に住めないなんて
でも、あの大津波やら
色々考えると
海辺は、怖い
だいたい、今は
記憶は、はるかだ
そんな事も、あった
でも、今は
この我が家だ
海はないけど
ここで良い
多分、ここが良い
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