ひとといぬが
むつみ合い💕
でも、濡れ縁の下は
闘いの舞台になってしまった
秋から冬の濡れ縁では
おばさんが、いぬたちと
まったりんこ
日がな一日だ
お互い、よっぽど
暇なんだろうね
小昼日和には
ぽかぽかあったかい
日向で、お耳を
こちょこちょとか
ひぃ〜って、なんだよ💢
ぶりっ子すんなよ❗️
それで、腋の下をこちょこちょ
お腹も、さすって貰って
首輪の下、首筋もこちょこちょ
ひぃ〜っひぃ〜っ
きゃい〜んっ❗️
ああ、暇で良かったね
やがて、春になると
おばさんは、草むしり
花や植木の手入れもする
すると、いぬたちは
おばさんに、纏わりつく
ああ、そうですか
仲の良いことで
良かったね
こっちは、仕事が忙しい
ご自由に、どうぞ
いぬたちは
草むしりにしゃがんだ
おばさんの顔を
👅ぺろぺろ👅ぺろぺろ
あらあら、仲の良い事で
でも、しろいお兄ちゃんを
えこ贔屓するおばさんに
怒ったのか
しろいお兄ちゃんに
ヤキモチを、焼いたのか
秋田の雑種の妹が
おばさんの花を
咥えて、ボッキン❗️
「やだあ💢何すんのよ❗️
この子は、もう‼️」
いやいや、さすがに
ハチ公の子孫です
良い仕事、しますねえ
おっと、おばさんが
秋田の雑種に、気を取られた
その魔の時でした
今度は、しろいいぬです
こっちで、妹が
花、ポッキンしてたら
お兄ちゃんは、あっちで
花壇を、ずかずかです
「やだあ💢しろちゃん迄
止めてよね、おかあさんの
大事なお花に💢」
そうですか、そうですか
やはり、おばさんには
花は、大切でも
いぬたちは、大切ではない
そう言うことですね
整理すると
いぬたちには、おばさんが
大切に、育てるお花など
食っても、美味くない
どうでも、良い
ところが、花を愛でる
おばさんからすると
その花を、折ったり
踏み荒らすいぬたちこそ
おばさんの恩に報いない
不孝もの、不孝いぬたちだ、と
そうですか、そうですか
そうでしょう、そうでしょう
ぐぅわっはっはっはっ❗️
いやもちろん、これ
こころの中だけの、笑いです
表立っては、笑えません
まあね、いぬなんてね
いくら可愛がっても
その程度ですよ
我が子同然だとか
言いますけどね
だから、我が子同然
親不孝な訳です
ぐぅわっはっはっはっ❗️
えっ❓ええっ⁉️
なんで、今度は⁉️
濡れ縁、潜ってんだよ💢
そこは、おとうさんの
玉砂利だろうよおっ❗️
おとうさんが、埋め戻した
いぬたちが、掻き出し
放り散らかした
玉砂利を、埋め戻した
ばっかりじゃないか💢
おとうさんの怒りは
頂点に、達したんだ
庭も、初夏になると
いぬたちは、争って
濡れ縁の下を
奪いあうんだ
あのしろいいぬが
みんな掻き出して
蹴り散らかした
玉砂利を、おとうさんは
諦めずに、いや
諦め切れずに
一生懸命、集め直して
いぬたちの潜らない
冬場の濡れ縁の下に
埋め戻していたんだ
実際、半分くらいしか
集まんなかったけど
それでも、見た目
綺麗には、埋め戻せたんだ
それを、なんだよ
あのしろいいぬと
秋田の雑種は
争って、潜り込んで
勝った方から、代わりばんこに
掘り返して、掻き出してるよ💢
た・ま・じゃ・りぃ❗️
