寝室の窓を開けて
一階に降りて
リビングの雨戸を開ける
ずうっと、長い長い
習慣だけど
多分、ひかり
ひかりが、欲しかった
少し、ひんやりだけど
思いっ切り
深呼吸
手のひらをかざして
目を細めて
お日様を、仰ぐ
どうしてかな
お日様、燦々の日差し
溢れるひかり
降り注いで来る
その源
ひかりの源
何故だか、分からない
引きつけられて行く…
夕に、閉めている
2階に上がって
寝室の窓を閉める
一階に戻って
雨戸を閉めようと
少し開けたガラス戸から
黄昏れを仰ぐ
夕日、夕焼け
残光を辿って
手のひらをかざす
さあ、閉めよう
どうしてか、と言うと
多分、朝開けたから
雨戸を閉めて
ガラス戸も閉める
カーテンも閉める
灯した室内灯
そのひかりは
柔らかい
包み込んでくれる
ごろっと、してみる
何もかも、閉めて
おまえだけの世界
このひかりは
とても優しくて
おまえは、抱かれている