危ないと思えば
とにかく、おまえは
避けて、逃げて
遥か彼方迄
そして、知らん顔
だって、関係ないじゃんっ
そんな感じで生きて来た
おまえは
ぼうっとしていて
突っ転ぶ事もあるけど
気を張っている時は
それなりに、抜け目がない
早めの危機察知で
小狡く、立ち回る
交わしまくり
逃げまくり
結構な安全地帯で
知らん顔を決め込む
でも、そんなだと
避ける、逃げる
小狡いやつ、まる分かり
だよね、当たり前
だから、もちろん
他人に助けて貰おうとか
そこまで、図々しい事は
思わない…こともないか
少しは、ひょっとすると
甘いんだよな
もちろん、おまえみたいな
いつも、知らん顔の
そんな奴は
いざとなると
もちろん、知らん顔
今度は、思いっ切り
される方ね
だから、ただ
いざとならなきゃ良い
そう思って生きているけど
これが、なかなか
ぼうっとしている
挙げ句、突っ転ぶ
いや、だからだよ
とことん、気を抜かない
いつも、気を張る
必ず、避けるぞ
必ず、逃げるからな
いや、違うな
時々には
避ける暇がなければ
逃げる暇がなければ
少しは、受け止める
まあ、その位には
多少の気を遣って
生きるように、なったかも
自然、知らん顔も出来ない
そんな時も、いっぱい出来て
結構、知らん顔をしない
そんな風にしていたかな
そんな風だと
意外と知らん顔もされない
やっと、思い知った
当たり前のことだけど…
