ふと、気づけば
許されるか、だけど
うずくまっている
なんでかと言うと
本当は、何にも
関わり合いたくない
うんざりだから
いや、分かってるよ
おまえが、うんざりだから
他人にうんざりされる
そんなもんだな
うんざりされると
うんざりに扱われる
それを、おまえは
うんざりする
そんな繰り返し
だと、思う
でも、おまえはひと
残念ながらね
ひとの社会にいないと
他人と関わらないと
生きていけない、らしい
仕方がない
ひとだから
そんな感じで、いやいや
他人と関わっていると
とことん、いやいや
隙を見て、うずくまる
うずくまっていると
結構、やり過ごせる
そんなもんだな
無視して貰える
有難い話だ
ひとだから
人の世界にいて
うんざりな筈おまえが
うんざりされないで
無視して貰えて
しかも、隅っこに
へばりついていられる
気持ちが、まったり
いや、そうは行かない
当たり前だよね
隅っこでも、ひとの世界に
容赦がある訳がない
無視して貰えた
と思えたのは
一瞬の錯覚だな
どつかれて、蹴り飛ばされて
無様に、這いつくばる
這いつくばれば
踏みつけられる
仕方がないよね
ひとの世界にいるしかなくて
他人たちと一緒だから
それで、覚えた
踏みつけられ続けても
こころで、うずくまる
こころだけは、うずくまる
意外と、まったり…