手術した膝の話です。この悪い右脚は、手術前に、既に、125度位までしか、曲がらなくなっていました。膝の擦り減った軟骨、その患部の痛みや炎症の為でしょうね。正座が、180度として、大幅に、足りません。
ただ、手術をすると、その125度を、維持する事も、難しいのだと言う事のようでした。この整形外科の初診で、主治医の院長から、膝人工関節置換術の施術を、提案された時に、手術を勧める院長の話を、そのまま受け入れたくはない。素人なりに、客観的な情報を、出来るだけ収集して、自分なりに納得して、手術をする、しないの判断をしたかったのです。個人的な情報収集を、目指します。
まあ、ググった訳です。この辺りは、今の時代、色々と、素人でも、それなりの情報を選択して、簡単に収集する事が、出来ますね。情報社会の素晴らしい進歩です。その検索結果ですが、実例として、手術の結果、酷い膝関節痛は、解消されたとしても、膝が、あまり曲がらなくってしまうことが、かなり多いようなのです。極端な場合は、12、30度位曲がっていたのが、90度位になってしまったとか。
まあ、これだけ曲がらなくなると
「なんで❓」って話にはなりますよね。でも、失敗とも言い切れない。その程度の施術らしいのです。しかも、痛みは、取れると言っても、異物を体内に入れますから、その違和感は、避けられません。違和感を、訴える術後患者は、多いようなのです。更に、その異物は、金属です。その金属が、人工関節として入るので、冷え感も、かなり出るようなのです。違和感と、冷え感は、それなりの痛みになるようです。
ですから、この手術の術後の患者の満足度は、さほど高くないようなのです。要は、人工関節は、致命的な歩行困難からは、救ってくれますが、関節を、より曲がるようにしたり、痛みを、完全に取り除く事が出来るものでは、ないようなのです。関節の曲がりに関しては、術後前と同程度になれば、良い結果のようです。ただ、人工関節が入って、痛みで曲がっていた関節は、完全に伸びるようには、なるようです。
ですから、ネット上の専門医の意見は、その辺りの術後のリスクと、現状の症状を良く比べて、施術を受けるかどうか、判断した方が良いと言うことでした。痛みが酷くても、ある程度、関節が曲がっているようであれば、膝関節注射を利用して、痛みを和らげて、施術を避ける選択もありだと言う事でした。
なるほどね。因みに、膝関節注射は、成分は、ヒアルロン酸製剤が、保険適用もされていてます。かなり、効きます。受診して、打って貰う迄は、あまり信用してなかったんですがね。一時の癌のアガリクス茸成分の類いのものだと、思っていました。そうではありません。医科学的にも、十分に、効果が担保された薬剤の注射でした。
軟骨の擦り減った接合する骨の、それぞれの荒れた接合面を整えて、軟骨に代わる緩衝剤にも、なるようです。ただ、膝関節注射に関しては、新たに開発された薬剤もあり、保険適用がされるのかどうか、分かりませんが、更なる効果も期待出来るようでした。
上記の情報も、ネット検索で得た訳ですが、それで、しばらくは、ヒアルロン酸注射で、様子を見ようとした訳です。それで、軟骨が、減り始めていた良いの方の左脚は、問題なく治りましたが、やはり、軟骨が、ほぼ無くなった右脚は、そうはいきませんでした。
仕事の休みの日だったんですが、一段と酷い激しい膝痛の上に、痺れと痙攣に、襲われてしまいました。リビングで、寝転がってたんですけど。起き上がれなくなってしまいました。日曜日だったので、休日診療とも思ったんですが。処方されているロキソニン湿布と、市販のインドメタシン液剤を、貼りまくり、塗りまくりで、何とか、掴まり立ち出来る程度にはなったので、翌日予定していた受診日迄、我慢しました。
翌日が、もともと仕事休みで、受するつもりだったんですよね。そこで、ヒアルロン酸注射をして貰いました。それで、かなり回復して、立ち仕事をこなして、職場に穴を空けなかったんですが。いやあ、やる気ないって言っている割には、社畜上等の根性ですね。我ながら、呆れました。ただ、ヒアルロン酸注射の効果も、右脚に関しては、限定的だと分かってきましたので、人工関節置換術の施術のお願いをしました。
主治医の院長が、手術の結果、膝の曲がりは、手術前迄に戻す事が、目標になると。手術で、膝の曲がりは、なかなか良くなる訳ではないのだと。ただ、膝痛からは、解放されるよ、と。痛みの無い、穏やかな老後になりますよ、と。ただ、手術をしなければ、MRIの結果からすると、早晩、車椅子生活も、覚悟する必要もある、と。率直な術後の状況と、しない場合の状況を、説明してくれました。それが、決断に、繋がりました。
まあ、何とか、より儲かる人工関節置換術を受けさせる為の、高等なセールストークかなとは、思いましたが。それは、それとして。まあ、ここは、客観的な選択として、手術しかないな、と思った訳です。
そんな感じで、手術を選択していました。だから、あんまり、膝の曲がりは、期待していなかったのです。正座なんて、どうせ出来ないから、まあまあ、曲がっていれば、手術前程、曲がらなくても良いかな、と。気持ちは、その程度でしか有りませんでした。でも、療法士さんの立場では、上司の主治医の院長からの圧もあるのでしょう。院長の立場では、患者の自分に、最低限、元通りの曲がり迄治す約束をしているから、と。療法士さんには、きっちり頑張らせてね、と言う事なのでしょう。
若い療法士さんも、必死です。もっと、頑張って欲しいと。2週間経ったら、もういくら頑張っても、殆ど曲がりは良くなりませんよ、とか。散々、煽ってくれました。でも、自分の気持ちは、身体は、それなりに動けてますから、どうでもいいや、でした。
術後2週間で、膝の曲がりは、実測で、110度位でした。療法士さんも、諦め顔です。ところが、でした。その辺りから、歩行器、室内自転車。杖での歩行。杖での階段昇降となり、頑張る気持ちになってきました。何か、病室で、スクワットしているのは、つまんないんですが。室内自転車、杖補助の階段昇降で、一気にやる気が、出てきました。
それで、療法士さんにも、主治医の院長にも言われていた、最初の2週間の勝負期間過ぎてから、自分の膝の曲がりのリハビリは、加速し始めました。自主トレを含めれば、一日中、リハビリしているような、感じになっていきました。退院時には、結果、膝の、元の最大屈曲角度の125度を、少し上回る位に、なりました。療法士さんにも、結構、驚いて貰いました。
しかし、大昔の開放性骨折の大怪我の時、踝関節が、かなり、曲がりが悪くなりました。それが、後の膝痛、膝関節手術にも、繋がったのだと思っています。とにかく、踝関節の曲がりを確認して、改善する為の施術、或いは、運動を指示されるような事は、ありませんでした。こうした点の違いでも、現代の医学の、予後のリハビリへの意識の進化を、感じました。
そして、術後一か月での、無事の退院となりました。今度は、2週間に一度の受診。1週間に一度の外来のリハビリとなりました。
to be continued
台風は、当地の直撃は、避けられました。直撃コースの東北方面の方には、申し訳ありませんが。24h雨量は、28.5mmで、かなり降りましたが、災害レベルではなく、むしろ、恵みの雨に、なりました。何よりでした。今は、もう雨は、上がって、薄日も、差しています。
今朝の当地の最低気温は、空港観測値で、21.4度と、低くはありませんでした。ただ、その後、暫くは、上がらず、少し、肌寒さも感じていました。でも、今は、だいぶ上がってきましたね。最高気温予測の28℃にも近づき、蒸し暑くなってきそうです。
今日は、散々ぐずぐずしていたワクチン接種ですが、前期高齢者のくせに、やっと第一回目を、14時に予約してあります。予報で、その時間だけ、雨マークが残ってますね。確かに、ワクチン、サボっていた非社会的な自分は、悪いですが。神仏には、そんな事で、降雨の罰とか、心の狭い所業は、勘弁して頂きたいと、思います。勘弁してくれたら、今度、一円くらいだったらですが、お布施、考えてあげないでも、ありませんよ。あっ、いらないか…