宇宙を彷徨う
塵のひとつ
塵も積もれば、山となって
ひとの世界だ
そんなの丸ごとでも
ただの塵
でも、塵の塵のおまえには
結構、巨大な塵で
おまえは、その片隅にいる
世界と言う些細な塵
些細過ぎるおまえ
でも、些細過ぎるおまえにも
こころがあって
そのこころは
些細の些細の些細な
そんな風
そんなこころなのに
そのこころは
まるで、宇宙と似て
無限な広がり
こころの無間
その無間は
世界さえ、呑み込む
と、思ったりしている
そんな、おまえ
ぼんやり、薄ら笑い
気持ち悪いってさ
気持ち悪いよな
ぼんやりな薄ら笑い
そうだな、おまえは
こころは
世界を呑み込む
まるで、宇宙でも
ただ、おまえの身体
こころを想う
おまえの身体は
この世界
些細な塵でしか無い
この世界で
更に、些細過ぎる
そんな、塵だ
なんか、気持ち悪いな…